韓国では、重症患者への医療対応体系が崩壊に向かっていると懸念されている(画像提供:wowkorea)
韓国では、重症患者への医療対応体系が崩壊に向かっていると懸念されている(画像提供:wowkorea)
韓国では、首都圏における新型コロナウイルス感染症重症患者の専門病床稼働率が90%に迫っている。新型コロナの重症患者数が連日最大値を記録している状況の中、重症患者への医療対応体系が崩壊に向かっていると懸念されている。

きょう(1日)保健福祉部(厚生労働省の厚生部分に相当)の中央事故収拾本部によると、前日午後5時基準で首都圏における新型コロナ重症病床稼働率は89.2%である。その前の日の88.5%から0.7p増加した。

ソウルでは345床のうち313の病床が使用され90.7%の稼働率を記録し、キョンギド(京畿道)では290床のうち254床(87.6%)、インチョン(仁川)では79床のうち70床(88.6%)が使用されている。

現在、ソウルにある5大上級総合病院の新型コロナ重症病床は「飽和状態」である。

また、首都圏における病床の待機患者は842人に達した。このうち4日以上待機している患者は297人で、70歳以上の待機患者は474人である。


一方、韓国全体における重症病床稼働率は78.8%で、その前の日より0.3p増加した。

チョン・ヘチョル(全海チョル)行政安全相(中央防疫対策本部第2次長)はこの日の会議で「あらゆる行政力を総動員して、必要な病床が早期に確保されるよう努力している」とし「12月中旬までに1300床以上の病床を追加確保する」と強調した。

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