韓国与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)大統領候補は、11日、クリテンブリンク米国務部東アジア太平洋次官補とシンハイミン(那海明)駐韓中国大使にそれぞれ面会する。米中覇権争いが続く中、米中韓と中韓の外交関係を確認する予定である。また、この日は、青年と共にする仮想資産の懇談会と少子化の克服に向けた「生命を守る国民運動キャンプ」の発足式にも参加する。

李候補は、同日午後、共に民主党本部事務所の候補室において、ブリンク米次官補と面会し、終戦宣言を含む朝鮮半島問題と全般的な米韓関係について議論する予定である。また、那海明中国大使とも面会する。尿素水の供給に関する議論や中韓関係など、相互の関心事について意見を交わすものと思われる。

選挙対策委員会の中心人物は、李候補が米中の外国要人と同じ日に面会する理由に関して「米中関係のバランス感を掴むためだ」と語った。米中のいずれかに偏ることなく、中立を保つということと解釈される。

これに先立ち、李候補は、10日、クァンフン(寛勲)クラブによる討論の中で、米中間の韓国の方向性についての質問に「米国との同盟を強化且つ高度化し、また、合理的なものへと発展させる。ただし、私たちが中国との戦略的な協力関係を放棄する必要もない」とし、「両者のバランスを適切に保つ必要があり、私たちがこれを育てる道である」と語った。

李候補は、支持率が脆弱な青年の心を掴む攻略にも意欲を示した。同日午前、国会議員会館において開催された懇談会「青年、仮想資産について語る」に出席し、青年との出会いの場を設ける。最近、李候補と民主党は、仮想資産の課税の猶予を検討しており、MZ世代(1980年~1994年生まれ)にこれをはじめとする仮想資産全般について意見を聴取しようというものである。

また、別の選挙対策管理委員会の中心人物は「最近になって小額の投資家も株式の取引に、別の利益に対して課税するよう所得税法が改正されたが、小額の投資家が大半を占める青年の間では投資の公平性が話題になっている」とし、「青年の関心事と話を適切に聞くだろう」と語った。

さらに、李候補は、同日午後、韓国キリスト教放送「CBS」の少子化克服に向けた「生命を守る国民運動キャンプ」の発足式にも出席し、女性と児童を守る懸案を確認する。

Copyrights(C)wowkorea.jp 110