アストラゼネカ製ワクチン接種2日後に死亡した父…補償金7200ウォンに怒りあらわ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
アストラゼネカ製ワクチン接種2日後に死亡した父…補償金7200ウォンに怒りあらわ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナワクチン接種から2日後に健康だった50代の父親が突然死亡したが、死亡者補償金として7200ウォン(約700円)を支給する旨の通知を受けた事例が伝えられた。

29日、あるオンラインコミュニティに「父がワクチン接種を受けて亡くなったが、7200ウォンだけしか受け取れないらしい」というタイトルの書き込みが掲載された。

この内容を公開したAさんは「生涯お酒を飲まず、月に数回登山していた50代後半の父親が、5月27日にアストラゼネカ社製の新型コロナワクチンを接種して2日後の29日に胸の痛みや呼吸困難などを訴え、急に亡くなった」とし、「普段父には基礎疾患がなかった」と明らかにした。Aさんの父親を治療した救急医療陣も「正確な(死亡)原因は分からない」と述べた。

遺族たちは国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、公開された解剖所見書には「死亡に至る過程で新型コロナワクチンの接種が一定の誘引要素となった可能性を完全に排除することは難しいと考えられる」としながらも、「接種後に現れた症状が接種と関係するものなのか無関係なのかに対する判断は、解剖所見だけでは断定できない」と書かれている。

結局、この死亡事例は予防接種被害調査班の審議の結果、「因果関係が認めにくい事例」と判断された。

Aさんは「詳細説明欄には病院費7200ウォンのみを補償金として請求できると書かれてある」とし、「突然思いがけず父親を失った感情をすべて排除し、理性的に考えてもこれはひどいのではないか」と怒りをあらわにした。

Aさんは「通知を受けてしまうとこれ以上進展がなく、このようなことを初めて経験するので、どこに訴えたらいいのか分からない。私はこれからどうすればいいのか」と訴えた。

防疫当局が今月25日までに報告を受けた副反応7984件を調査した結果、因果関係が認められたのは3件に1件で、死亡事例については871件中2件に過ぎなかった。


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