中露の軍艦が津軽海峡を通過…海上訓練の一環=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中露の軍艦が津軽海峡を通過…海上訓練の一環=韓国報道(画像提供:wowkorea)
アジア太平洋地域で軍事的な緊張感が高まる中、中国とロシアの軍艦が本州と北海道の間の津軽海峡を通過した。両国が共同で津軽海峡を通過したのは今回が初めてだ。最近、台湾問題をめぐって中国が全方位的に圧迫を受けている状況で、米国の主要同盟国である日本を圧迫するための戦略とみえる。

 ロイター通信は19日、中国とロシアの海軍が本州と北海道の間に位置する津軽海峡を通過したと、日本当局の発表を引用して報道した。津軽海峡を通過したのは中国海軍のミサイル駆逐艦と護衛艦、補給艦など5隻と、ロシア海軍の駆逐艦など5隻の計10隻にのぼる。

 ロイター通信によると、今回の海峡通過はロシアと中国が今月14日から17日にかけて行った合同演習の一環だという。津軽海峡は国際海域と見なされており、中国とロシアの軍艦が通過すること自体は国際法上問題ない。防衛省の報道官も「両国の軍艦が日本領海を侵犯した事実はない」と述べた。

 ただ、今回は両国とも日本を圧迫する目的で軍艦を通過させたという解釈が優勢だ。中国は台湾をめぐって米国および米国の同盟国と対立しており、ロシアもロシアが実効支配している北方列島をめぐって日本と領有権争いを続けている。

 磯崎仁彦官房副長官は定例記者会見で「政府は中国とロシア海軍艦艇の日本海上活動を高い関心を持って注視している」とし、「われわれは日本周辺の水域と領空でわれわれの監視活動に最善を尽くす」と明らかにした。

 最近、アジア太平洋地域に軍事的な緊張感が漂い、中国とロシアの協力関係がさらに深まっている模様だ。このため、西側同盟国も両国の蜜月関係を注視している。これに先立ち、北太平洋条約機構(NATO)は来年設定する新しい教理の中で中国の脅威について言及するとし、ロシアと中国問題を分離して考えてはならないと明らかにしている。

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