韓国南部の慶尚南道統営市で6月2日、漁船約200隻が日本の汚染水の海洋放出決定に抗議する海上デモを行った(市民団体提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国南部の慶尚南道統営市で6月2日、漁船約200隻が日本の汚染水の海洋放出決定に抗議する海上デモを行った(市民団体提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は18日、岸田文雄首相が東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水を海洋放出する方針を改めて示したことについて、「日本側の決定は周辺国と十分な協議なく行われ、国民の健康と安全、海洋環境に影響を与えるため、深刻に憂慮し反対する立場」として、「今後も日本側に対しさまざまな機会をとらえわれわれの立場と憂慮を継続的に伝える」と述べた。

 また、国民の健康と安全問題を最優先とし、汚染水の海洋放出の推進に対応していると強調。「国際原子力機関(IAEA)など国際社会と協力し、汚染水処理の全過程を透明かつ徹底的に検証する」との方針を示した。

 韓国政府は日本に対し、汚染水問題に関する詳細な議論を行うための2国間協議体の設置を促してきた。

 IAEAが7月に構成した調査団に韓国側の専門家が加わり、今後、汚染水の安全性などを確認する。


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