「イカゲームは人権侵害」…イカゲーム、インドネシアで人権教育の資料として活用され話題に(画像提供:wowkorea)
「イカゲームは人権侵害」…イカゲーム、インドネシアで人権教育の資料として活用され話題に(画像提供:wowkorea)
ネットフリックスのオリジナルドラマ「イカゲーム」が世界的に旋風を巻き起こしている中、インドネシアで人権教育の資料として活用され、注目を浴びている。

 10日、CNNインドネシアなど現地の外信によると、1961年に発足した世界最大の国際人権NGO「アムネスティ(AMNESTY)」のインドネシア支部が、前日インスタグラムに「イカゲームの中の人権侵害」というタイトルで掲示物を掲載した。

 アムネスティ・インドネシアは、イカゲームの内容の中から八つの人権侵害を指摘した。

 同団体が最初に強調したのは「生命権」だった。「イカゲームは最初から最後まで生命権を侵害した」とし、「ゲームに負けた参加者を殺すことは、すべての人間が持って生まれた基本権である生命権を侵害している」と説明した。

 二つ目は主人公のソン・ギフンが、自動車会社に勤めて失業した内容を引用し、「労働権」の侵害を批判した。同団体は「すべての人間は働く権利と、公正な賃金を得て労働組合の会員になる権利がある」とし、「労働者に権利侵害があれば、国家は労働者保護のために仲裁するべきだ」と主張した。

 映画の中のパキスタン人移住労働者であるアリーが搾取される内容については、「差別を受けない権利」を侵害したと指摘した。アリーが労災に遭った状況については「安全に働く権利」の侵害に該当すると述べた。

 脱北者カン・セビョクと家族については、「移動の自由」を侵害していると問題視した。これについて、同団体は「すべての人は旅行、移動、目的地へ行く権利がある」と訴えた。

 ある登場人物が性暴行を受けたという内容については「非人間的な待遇を受けない権利」を侵害し、主人公の母親が貧困で治療できなかったことについては、「健康権」の侵害を指摘した。最後にイカゲームの参加者が非常に追い詰められていたことについては、「人生を楽しむための基本権」を侵害していると強調した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 104