シンガポール旅行、来月15日から隔離なしで可能＝韓国

韓国では来月15日から自家隔離をしないでシンガポール旅行ができるようになった。

　韓国の国土交通部は8日に開かれた韓国・シンガポールの航空担当主務省庁長官間の映像会議で、両国が「旅行安全圏域（ワクチン接種者入国隔離緩和）」に合意したと明らかにした。

　外交部が別途に合意し、来月15日から施行される「韓国・シンガポール予防接種証明書の相互認定」は、両国間の旅行安全圏域による隔離緩和施行の制度的基盤となる。これは予防接種証明書を互いに認める初の事例だ。

　両国は相互認定対象ワクチンの範囲を世界保健機関（WHO）の緊急使用承認で認めたワクチンで合意した。交差接種も認定対象に含め、韓国内でワクチン接種を完了したすべての韓国人がシンガポールに入国する際、隔離免除の対象になるようにした。

　これにより、ワクチン接種を完了してから2週間を経過した人は、来月15日から相手国を訪問する際に、隔離する負担なく常用・観光目的の個人・団体旅行が可能となった。

　シンガポールを訪問する場合、ワクチン接種証明書と搭乗前48時間以内に新型コロナ検査音声確認書、旅行保険証書などを持参する必要がある。シンガポールに到着して新型コロナの検査をした後に、陰性と確認されれば隔離をしないで旅行ができる。

　キム・ヨンソク国土部航空政策室長は「今回の韓国・シンガポール間の合意は、北東アジアと東南アジアを代表する航空ハブ国家間の自由な旅行を認めたもので、両国間の信頼の象徴といえる」とし、「特に個人での観光目的まで適用対象を拡大することで、韓国への旅行を活性化し、国内航空・旅行業界がパンデミックによる困難を克服していく契機になるだろう」と述べた。