「SHOW ME THE MONEY 10」でプロデューサーを務めるMINOが意気込みとメッセージを伝えた。(画像:画面キャプチャ)
「SHOW ME THE MONEY 10」でプロデューサーを務めるMINOが意気込みとメッセージを伝えた。(画像:画面キャプチャ)
ことしで10周年を迎え、10月1日(金)からスタートするラッパーサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY 10 ’THE ORIGINAL’」(Mnet)。韓国のオーディション番組としては歴代最長のシリーズ第10弾となる。

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今シーズンはプロデューサーチームの構成も面白い。韓国のヒップホップシーンを牽引するプロデューサー兼ラッパー1人、音楽プロデューサー兼ビートメーカー1人という2人の組み合わせで、GRAY&MINO(WINNER)、Zion.T&Slom、Gaeko(Dynamic Duo)&CODE KUNST、YUMDDA&TOILという4組8人。

早くも最高の音源とステージが誕生するのではないかと期待値が上がっている中、本放送に先駆け、これまでの10年を振り返るトーク番組「SHOW ME THE MONEY THE HISTORY」が全2話で編成。第1話が16日(木)に放送された。

MCは、番組を1話も欠かさず見ているという人気お笑い芸人イ・ヨンジンが務め、「SHOW ME THE MONEY」と縁の深い4人が登場。シーズン3、5、7でプロデューサーを務めたThe Quiett、シーズン4、7、9でプロデューサーを務めたPaloalto、シーズン3、7、8でプロデューサー、9では参加者として携わったSwings、シーズン7でプロデューサーを務めたNucksal(ノクサル)が過去のVTRを見ながら、思い出トークを繰り広げた。

まずは、「SHOW ME THE MONEY」がこれまでもたらした影響力として、ヒップホップ音楽の音源チャート占有率上昇、大型ヒップホップフェスティバル開催、多様なヒップホップ関連コンテンツ、さらにはラップ・ヒップホップ音楽を教える専門アカデミーが増えていることを挙げ、Nucksalが聞いた話として、「高等ラッパー3」(Mnet)優勝のイ・ヨンジはシーズン7を見てラップを始めたことも明かした。

続いて、個性的すぎるプロデューサー軍団。これまで番組に出演した歴代プロデューサーは全54人で、いくつかのカテゴリーに分け、紹介された。優しく温かいキャラクターのCHOIZA(Dynamic Duo)、ヤン・ドングン、Simon Dominic、オーバーリアクション型のNucksal、GIRIBOY、いかついオーラのタイガーJK、ZICO(Block B)などだ。

また、シーズン4から始まった「SHOW ME THE MONEY」を象徴する1次予選の体育館審査や、脱落者は燃えさかる炎の中に沈んでいく2次予選の模様も。この中で、シーズン4に登場し、2次予選で脱落したRAVI(VIXX)の姿も映し出された。

そして、ハイライトはMnet公式SNSを通じて、視聴者が選んだ「ベストステージトップ5」の発表だった。これまで番組で披露されたステージは全243曲。第5位はシーズン7のセミファイナル、SUPERBEEの「SUPERBEEWHY(Feat.BewhY)」だった。

第4位はシーズン3のセミファイナル、BOBBY(iKON)の「YGGR # HipHop」。ライブバンドのサウンドとBOBBYの圧巻のラップパフォーマンスで、たった一人でのステージだったが、ステージを縦横無尽に駆け回り、観客を熱狂させたシーンは今でも語り継がれている。

第3位はシーズン5のセミファイナル、ダンサーたちと華やかなステージを披露したBewhYの「Day Day」。第4位はシーズン6のセミファイナル、ヘンジュ(リズムパワー)の「Red Sun(Feat.Swings)」。ヘンジュはサプライズでスタジオに登場し、同曲を歌った後、トークにも参加した。

栄えある1位はシーズン4のセミファイナル、MINOの「FEAR(Feat.TAEYANG)」だった。このステージ中、MINOは客席で観覧していたお父さんのもとに行き、ハグをして深い感動まで届け、さらにレジェンド級のフィーチャリングTAEYANG(BIGBANGのSOL)と熱いステージングを繰り広げ、客席を興奮のるつぼに。このときMINOのプロデュースを務めていたZICOとPaloaltoも目がくぎ付けで、同じ表情で取りつかれたように見ている姿もキャッチされていた。

このシーズン4には、ほかにもRAVI(VIXX)、ジュホン(MONSTA X)、バーノン(SEVENTEEN)ら人気ボーイズグループのメンバーが参加。そんな中、MINOがアイドルラッパーの偏見を破り、見事に準優勝した。

こうして見ると、トップ5に選ばれたのは、全てセミファイナルのステージというのも興味深いところだ。ファイナルを前に、ここで負けてしまうと終わってしまうので、自信のある曲をファイナルまで温存するのではなく、セミファイナルが勝負どころと見て、みんなが自分にとって一番のものを出してくるため、レジェンドステージが生まれやすいようだ。

ちなみに、Paloalto がMINOの「FEAR」の裏話も公開。この曲は歌詞の中に出てくる「アボジ(お父さん)」が印象的だが、その「アボジ」は神様のことらしい。ところが、ファイナルステージのとき、ちょうどMINOのお父さんが観覧に来ていて、その歌詞のとき、タイミングよくお父さんのもとに行って、ハグまでする感動的な雰囲気に包まれていたので、この雰囲気を壊してはいけないと思い、当時は「アボジ」の正体に触れることなく、一人で“違うんだけどなぁ”と笑っていたという。

ともかく、視聴者投票1位に選ばれたMINOはこの結果を受け、「豪華なステージが多かったのに、『FEAR』が1位だなんて本当にありがとうございます。また1位にふさわしい足跡を残せるように頑張ります」とコメント。視聴者に感謝しながら、新シーズン10で初めてプロデューサーを務める意気込みも見せた。今回は記念すべき節目のシーズンでもあり、Mnetはこのような特番まで組んで、本放送まで盛り上げるなど、力の入れ方がいつもとは違うだけに、なおさら新シーズンが楽しみだ。

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