韓国の文在寅大統領は、米ニューヨークで開かれる国連総会への参席のために出国する(画像提供:wowkorea)
韓国の文在寅大統領は、米ニューヨークで開かれる国連総会への参席のために出国する(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、米ニューヨークで開かれる国連総会への参席のために出国する。文大統領は今回の訪米日程を通して、南北の国連同時加盟30周年を迎えるにあたり朝鮮半島の平和および南北関係改善のための努力を紹介し、国際社会の支持を求める予定である。文大統領が国連総会に参席するのは、2017年の就任から5年連続である。ただジョー・バイデン米大統領との首脳会談は、「不発」となったことが伝えられている。

文大統領は、20日(以下 米国時間)午前に開かれる国連「持続可能な開発目標(SDG)モーメント」開会セッションへの参席により、国連総会の日程を始める。文大統領は、SDGモーメント開会セッションに招請された唯一の首脳である。

このセッションには「未来世代と文化のための大統領特別使節」に任命された韓国男性グループ“防弾少年団(BTS)”も共に参加し、貧困・新型コロナウイルス感染症克服・気候変動などに対する未来世代の関心を要請する。

文大統領は21日の国連総会で基調演説をする。青瓦台(韓国大統領府)の関係者は「新型コロナ・気候変動に立ち向かう包容的回復ビジョン、そのための国際社会の連帯を強調するだろう」と伝えた。

この国連総会期間、二国間首脳会談も行われる。まずスロベニアのボルト・パホル大統領と2018年のピョンチャン(平昌)冬季オリンピック以来2回目の首脳会談を行ない、国連のアントニオ・グテーレス事務総長との対面を通して朝鮮半島の平和構築の努力に対する支持を確認する。またベトナムのグエン・スアン・フック国家主席との首脳会談も開かれ、その他にも会談国が増える可能性はある。さらにファイザー社のアルバート・ブーラ最高責任者(CEO)とも会い、米韓ワクチン協約締結式に参席する予定である。

文大統領は国連総会の日程を終えた後ハワイ・ホノルルに移動し、今月22日に開催される朝鮮戦争 米韓遺骨 相互引き渡し式に参席する予定である。

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