北朝鮮は、建国記念日(9・9節) 73周年を迎え、9日の未明に軍事パレードを開催した。そこに参加したキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長は、以前よりも痩せた姿で登場し、注目を浴びた。

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同日の英国BBC放送は、金委員長は痩せた姿で軍事パレードに参加したと報じるとともに、彼は最近、健康のために痩せる努力をしたとも報じた。

今回の軍事パレードで、演説を行わなかった金委員長は、マスクを着用しないまま笑んだ。特に、群衆の前で子供たちと腕組みをした正面からの姿を見ると、痩せたことは一目瞭然である。

韓国情報機関である国家情報院(通称、韓国CIA)が昨年の国会情報委員会の国政監査で報告した資料によると、金委員長の体重は、2012年8月頃に90kgにまで達した。以後、体重は毎年平均6~7kgずつ増加し、2020年11月には140kg台にまで増加した。

超高度肥満だった金委員長は、ヘビースモーカーであり、頻繁に飲酒するとも伝えられた。また、親族には高血圧、脳卒中、心筋系の疾患を持つ者がいた。

このことから、金委員長の健康不安説が噂された。本年5月にも、約1か月ほど公の場に姿を見せず、健康に問題があるのではないかという見方が国内外で出た。なかなか顔を出さなかった金委員長は、6月4日に開催された政治局会議に突然やつれた姿で現れた。当時、スイス製の高級腕時計をいつもよりきつめに巻いていた姿も認められた。

これについて、北朝鮮メディア「朝鮮中央TV」は、本年6月25日に「金正恩のあまりにもやつれた姿にピョンヤン(平壌)の全人民が悲しんでいる。自然と涙が出てくる」と現地の男性のインタビューを報じた。このような報道には、人民を結束させるために痩せたという国内向けのメッセージが含まれているという見方も出てきた。

国家情報院側は、これについて「約4か月間にわたるダイエットで10~20kg減量した」とし、「病気で(体重が)落ちたのではなく、健康である」と発表した。また、「金正恩は数時間刻みで会議を主宰しており、歩き方も活気に満ちている。活動にも全く問題は認められないと把握している」とも伝えた。

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