光州「建物崩壊事故」合同焼香所に多くの追悼客が訪問=韓国(画像提供:wowkorea)
光州「建物崩壊事故」合同焼香所に多くの追悼客が訪問=韓国(画像提供:wowkorea)
死傷者17人を出した「光州建物崩壊惨事」発生から3日目の11日。光州東区瑞石洞の東区役所に設けられた犠牲者の合同焼香所には、多くの追慕客が訪れた。

一部の追慕客は、犠牲者の遺影写真をなでながら涙を流し、ひざまずく人もいた。追慕客らは「こんな虚しいことがあり得るのか」とし「二度とこうしたことが繰り返されてはならない」と口をそろえた。

高校生の犠牲者の家族と親交があるというイ某(59)さんは、「ニュースを聞いて、胸が痛くて訪問した」とし「(被害者)の母親と父親の一人息子への愛情がこの上なく深かった」と残念な気持ちを口にした。

事故現場近くに住むチョン某(40)さんも「あまりにも悲惨で、心が痛く訪れた」とし「空で安らかに休めるようにと祈った」と話した。さらに「このような痛ましい事故が二度と起きてはならない」と付け加えた。

追悼に来た20代の大学生のキム某氏も「昨日、ニュースを聞いて残念な気持ちになり、ここを訪れた」とし「私にできることはこれしかない。残された家族の方々の慰めになればと思う」と伝えた。

前日午後6時から光州東区役所に設けられた「鶴洞4区域再開発崩壊事故犠牲者合同焼香所」には、多くの人が訪れた。東区役所の関係者によると、10日には350人余りが訪問し、11日午後3時基準で500人を超える追慕客らが訪れた。

この日、合同焼香所には市民だけでなく、政界関係者も続々と訪れ、弔意を表した。同日午前、アン・チョルス(安哲秀)国民の党代表をはじめ、パク・ボムゲ法務部長官などが犠牲者たちの写真の前で黙祷し献花した。

今月9日午後4時22分ごろ、光州東区鶴洞の再開発地域で撤去工事中だった5階建ての商店ビルが丸ごと崩壊し、埋没事故が発生した。

ちょうど、建物の前の停留所に停車していた市内バス1台が瓦礫の下敷きになり、この中に閉じ込められた17人のうち9人が死亡し、8人が負傷した。

息子の誕生日のためにわかめスープを用意していた母親や療養病院に入院していた母に会いにバスに乗った子供、学校から家に帰宅途中だった子供など、事故に巻き込まれた犠牲者の事情が明らかになり、多くの人が悲しみに包まれている。

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