中国の王毅 国務委員兼外相(右)は、北朝鮮の李龍男 駐中大使と面会した(画像提供:wowkorea)
中国の王毅 国務委員兼外相(右)は、北朝鮮の李龍男 駐中大使と面会した(画像提供:wowkorea)
中国の王毅 国務委員兼外相は、北朝鮮のリ・リョンナム(李龍男)駐中大使と面会した。米韓首脳会談が開かれてから一週間も経たない中、中国と北朝鮮が密着したことで、注目されている。

今日(28日)中国外務省によると、王毅外相は前日 北京の釣魚台でリ大使と面会した。リ大使が今年2月の任命以降、王毅外相と単独で面会するのは 今回が初めてである。

二人はマスクを外したまま、肘タッチのあいさつを交わす姿を演出した。

王毅外相は今回の面会で「両国の伝統的な友誼は、旧指導者たちが直接 会う中で育んできたものだ」とし「外部の侵略に立ち向かい、共に戦い流した血が固まって築かれた宝のような共同の財産だ」と語った。

これは 中国が、北朝鮮と朝鮮戦争を共に戦った “血盟”だという点を強調したものだとみられる。中国は朝鮮戦争を、“米国に立ち向かい 北朝鮮を助けた”という意味の「“抗米援朝”戦争」と呼ぶ。

王毅外相は「中国は北朝鮮の経済発展、民生改善を確固として指示し、できるかぎりの援助をしていきたい」とし「中朝は、あらゆる党の領導と社会主義を固守する国だ。我々は北朝鮮と党政治・国政経験の交流を強化し、社会主義の発展事業を引き続き推進させていくことを願う」と強調した。

このことに対して リ大使は、中国の共産党創立100周年を祝賀し「中国が社会主義事業で収めた偉大な業績を、非常に高く評価する」とし「習近平同志を核心とする党中央の領導の下、中国人民たちが中華民族の偉大な復興という雄大な目標を、順調に実現することを心から祝願する」と語った。

また リ大使は「緊密な団結」を通じて「崩れることのない堅固な友好関係」を築こうと提案した。

今回の王毅外相とリ大使の面会は、米韓の “密着”に中国が警戒し「北朝鮮カード」を出したものだという見方が出ている。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 96