大統領府はこの日の午後、SBSドラマ‘朝鮮駆魔師’の放送中止とJTBCドラマ‘雪降花‘の撮影中止を要求する2件の国民請願に対し、このように答えた。請願にはそれぞれ約24万人、約22万人あまりが同意している。
‘朝鮮駆魔師’は中国風の設定で、‘雪降花’は民主化運動卑下などの理由で論難となっていた。大統領府は「創作物に対する政府の直接介入は表現の自由を侵害する可能性があるため、慎重に接近する必要がある」とし「政府は民間で行われる自浄努力および自律的選択を尊重する」と述べた。
‘朝鮮駆魔師’の放送中止を要求した請願人は「ドラマが歴史を歪曲し、中国の東北工程(中国がコグリョ(高句麗)・パレ(渤海)の歴史を自国の歴史に編入しようとすること)を受け入れるかのような内容と画面で構成されている」と主張し、‘雪降花’の撮影中止を主張した請願人は「民主化運動を侮辱し、国家安全企画部を美化する試みをしている」と示した。
大統領府は‘朝鮮駆魔師’については「現在、放送審議委員会5期の構成が遅延しており、審議は行われていないが、構成され次第、案件を上程して規定違反かどうかを論議する」と述べた。
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