「韓国の干潟」に含まれる全羅南道宝城郡の干潟(文化財庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「韓国の干潟」に含まれる全羅南道宝城郡の干潟(文化財庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁は11日、韓国政府が世界自然遺産への登録を推進している「韓国の干潟」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際自然保護連合(IUCN)が「登録延期」と勧告したと発表した。 勧告には「登録」、追加情報の提出を求める「情報照会」、推薦書の本質的な改定が必要な「登録延期」、登録にふさわしくない「不登録」の4段階があり、下から2番目の「登録延期」と勧告されたことで、今回の登録は不透明になった。 IUCNは韓国の干潟について、生物多様性保全の観点から重要で意味があるとし、登録の可能性を認めた。だが、複数からなる干潟のうち、南西部・全羅南道新安郡の干潟を除いては範囲が広くなく、生物多様性保全の面で中心となる地域が含まれていないことに加え、干潟を巡る緩衝地帯が十分でないと指摘した。 政府は最終予選といえる審査で登録延期と勧告されたものの、7月に開かれる世界遺産委員会では、逆転での登録決定を目指す方針だ。 文化財庁は「IUCNの意見を参考にして関係機関と共に登録を推進する」とコメントした。
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