好評のうちに幕を閉じた「気付けば社長」のチャ・テヒョンとチョ・インソン。(画像:画面キャプチャ)
好評のうちに幕を閉じた「気付けば社長」のチャ・テヒョンとチョ・インソン。(画像:画面キャプチャ)
チャ・テヒョン×チョ・インソンのヒーリングバラエティ「気付けば社長(邦題:「見習い社長の営業日誌」)」(tvN)が、5月6日(木)放送の第11話をもって終了した。休暇に出た社長の代わりに10日間、田舎のスーパーを任されることになったチャ・テヒョン、チョ・インソンの最後の営業の模様が公開されたが、見終わった後、ほっこりとした温かい気持ちになる良い終わり方だった。

チョ・インソン の最新ニュースまとめ

初回は2月25日(木)に視聴率4.1%でスタートしてからじわじわと上昇し、最終回はなんと6.4%(ニールセンコリア調べ)の自己最高視聴率でフィニッシュ。韓国のニュース記事を見ると、“自己最高視聴率で有終の美を飾った”と視聴率に絡めたものや、“チャ・テヒョンだから可能だったヒーリングバラエティ”、“チョ・インソンの再発見”など、チャ・テヒョンとチョ・インソンを称えるものが相次いで出ており、軒並み好評だ。

最終回は、最後のアルバイトとして女優チョ・ボアが助っ人として登場し、料理の腕前も披露。さらに、ディナータイムは、“招待歌手”としてやってきたチャ・テヒョンの同い年の友達であるホン・ギョンミンが歌を披露し、盛り上げた。特に、最後のディナータイムは予約制とし、これまで番組に何度も登場してきた馴染みのある常連客たちが集まったので、これまでの思い出を振り返るなど、常連客との会話も弾んだチャ・テヒョンとチョ・インソン。別れのあいさつをする場ではあったが、しんみりすることなく、常連客たちのリクエストを受け、2人も歌を披露するなど、最後まで明るく笑顔でもてなしていたのが何よりも良かった。

そして、そんな常連客たちが去り、最後にやってきたのが、休暇から戻ってきたこのスーパーの社長だった。客を装い、カニラーメンを注文したが、言葉の端々や店の犬の反応から、社長の正体に気付いていた2人。

チョ・インソンは「遅くまで大変でしょ?」という社長の言葉にウルッとし、静かに厨房を出ていくと、裏庭で涙を見せる場面も。その質問が、チョ・インソンにではなく、社長が自らに向けて言っているかのように聞こえたようだ。だからこそ、キレイに片付いている状態を社長に見せたかったのに、ちょうどこのとき、片付いていなかったので、「店がすごく汚いじゃないか」と感情がこみあげ、涙があふれたチョ・インソン。気持ちを整え、キッチンに戻ると、いつにもまして心をこめてラーメンを作り、社長の声掛けで、その1杯のラーメンを3人で食べる姿もまた感動的だった。

その夜、最後の晩酌をし、思い出を語り合ったチャ・テヒョンとチョ・インソンは翌朝、社長と店の引継ぎをし、充実した笑顔で店を後にした。

今回、番組を通して、チャ・テヒョンはバラエティ初心者のチョ・インソンをリードし、アルバイトとしてやってきたゲストたちとも、楽しいやり取りを展開。時には俳優としての率直な本音を打ち明けながら、ゲストたちの悩みを聞き、激励やアドバイスも。さらに、店ではお客さんの話に耳を傾け、村の住人たちに寄り添い、店の外でも、体が不自由なお年寄りのため、自転車を家の前まで持って行ってあげたり、ものもらいができた学生を病院に連れて行ってあげたり、挙げたらキリがないほど、温かいエピソードが満載だ。

一方、近づきがたいと思われていたチョ・インソンも、ユーモアセンスで笑いを届け、人と話すのが好きな気さくで温かい人柄。常連客が離れたくないとばかりに、チョ・インソンとの別れを名残惜しそうにしていたほどだ。主にキッチンでの仕事だったが、黙々と仕事をこなす責任感や誠実さに加え、お客さんの状況を見ながら、言われる前に取り皿を持って行ったり、ラーメンの取り分けをしてあげたり、気の利いた振る舞いも見せるなど、知られざる魅力にあふれていた。ちなみに、チョ・インソンが10日間で売ったカニラーメンは149杯(最後の社長への1杯を入れたら150杯)だった。

好評のうちに番組が終わった「気付けば社長」は、早くもシーズン2についての話題も出ており、番組の演出を手掛けたユ・ホジンPDはインタビューで「俳優たちさえ良ければ、前向きに考えたい。もし、やるならこのままでやりたい」と答えている。シーズン2の有無は絶妙なコンビネーションを見せたチャ・テヒョンとチョ・インソンにかかっているようだ。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6