漢江で行方不明の大学生、現場付近において遺体で発見…「川の逆流のせい」と推定=韓国(画像提供:wowkorea)
漢江で行方不明の大学生、現場付近において遺体で発見…「川の逆流のせい」と推定=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル市のパンポ(盤浦)ハンガン(漢江)公園で真夜中に眠った後、行方不明になっていた大学生ソン・ジョンミンさん(22)が遺体で発見された。発見場所は行方不明になった場所と隣接しているが、専門家は満潮により川の流れが逆流したためと推定した。

ソウル市ソチョ(瑞草)警察署は30日の午後3時50分ごろ、盤浦漢江公園付近でソンさんの遺体を発見したと発表した。

ソンさんが行方不明になった場所の水上タクシー乗り場付近で、黒い物体が水に流されてくるのを民間救助士の救助犬が確認し、警察がソンさんの遺体であることを把握した後、午後4時30分ごろ引き上げた。

ソンさんの遺体を初めて確認した民間救助士のチャ・ジョンウク氏は「事件があまりに気の毒で、3日目には現場で個人的に捜索をしていた」とし「今日も午後2時から周辺を見回していたところ、ハンナム(漢南)大橋方向から盤浦大橋方向に流れてくる物体を発見した」と話した。

チャ氏は、ソンさんの遺体が行方不明になった盤浦漢江公園水上タクシー乗り場からわずか20メートルしか離れていないところで発見されたことについて「この3日間、(満潮による)海水の逆流で漢江の水位が高まった」とし「逆流の後、再び水が引いて、(遺体は)元の場所に流れてきたものと推定される」と述べた。

ソンさんの遺体は瑞草区の病院に運ばれる予定だ。警察は遺族と協議した後、解剖するかどうかを決めるとしている。

警察関係者は「まだ捜査初期段階なので、周辺環境と総合的捜査結果によって解剖を行うかを決めたい」とし「捜査を進めた後に事故(窒息死)か、事件かを確認する予定」と述べた。

これに先立ち、ソンさんは24日の午後11時ごろから25日の午前2時ごろまで、現場で友人と酒を飲んで眠った後、行方不明になっていた。友人は午前4時30分頃、目が覚めて帰宅した。友人は「ソンさんが見当たらなかったので家に帰ったと思い、帰宅した」と話しているという。

友人がソンさんの携帯電話を誤って家に持ち帰り、友人の携帯電話は行方不明の場所の周辺にあったことが分かった。ソンさんが持っていたと推定されるこの携帯電話は、失踪当日の25日午前6時30分ごろ、基地局との接続が途絶えた。

警察は近くの防犯カメラを分析し、ヘリコプターやドローンなどを動員して6日間にわたり集中捜索を行った。

この日午後3時50分ごろに発見されたソンさんは行方不明当時の服装だったという。

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