ソウル市ソチョ(瑞草)警察署は30日の午後3時50分ごろ、盤浦漢江公園付近でソンさんの遺体を発見したと発表した。
ソンさんが行方不明になった場所の水上タクシー乗り場付近で、黒い物体が水に流されてくるのを民間救助士の救助犬が確認し、警察がソンさんの遺体であることを把握した後、午後4時30分ごろ引き上げた。
ソンさんの遺体を初めて確認した民間救助士のチャ・ジョンウク氏は「事件があまりに気の毒で、3日目には現場で個人的に捜索をしていた」とし「今日も午後2時から周辺を見回していたところ、ハンナム(漢南)大橋方向から盤浦大橋方向に流れてくる物体を発見した」と話した。
チャ氏は、ソンさんの遺体が行方不明になった盤浦漢江公園水上タクシー乗り場からわずか20メートルしか離れていないところで発見されたことについて「この3日間、(満潮による)海水の逆流で漢江の水位が高まった」とし「逆流の後、再び水が引いて、(遺体は)元の場所に流れてきたものと推定される」と述べた。
ソンさんの遺体は瑞草区の病院に運ばれる予定だ。警察は遺族と協議した後、解剖するかどうかを決めるとしている。
警察関係者は「まだ捜査初期段階なので、周辺環境と総合的捜査結果によって解剖を行うかを決めたい」とし「捜査を進めた後に事故(窒息死)か、事件かを確認する予定」と述べた。
これに先立ち、ソンさんは24日の午後11時ごろから25日の午前2時ごろまで、現場で友人と酒を飲んで眠った後、行方不明になっていた。友人は午前4時30分頃、目が覚めて帰宅した。友人は「ソンさんが見当たらなかったので家に帰ったと思い、帰宅した」と話しているという。
友人がソンさんの携帯電話を誤って家に持ち帰り、友人の携帯電話は行方不明の場所の周辺にあったことが分かった。ソンさんが持っていたと推定されるこの携帯電話は、失踪当日の25日午前6時30分ごろ、基地局との接続が途絶えた。
警察は近くの防犯カメラを分析し、ヘリコプターやドローンなどを動員して6日間にわたり集中捜索を行った。
この日午後3時50分ごろに発見されたソンさんは行方不明当時の服装だったという。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 83