北朝鮮「日本は手遅れになる前に慰安婦犯罪を清算すべき」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮「日本は手遅れになる前に慰安婦犯罪を清算すべき」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は国連人権理事会の戦時性奴隷制報告書の発表25周年を迎え、日本政府に慰安婦問題に対する清算を積極的に行うことを要求した。

北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は29日、6面に掲載した「朝鮮日本軍、性奴隷および強制連行被害者問題の対策委員会」報道官名義の談話で、「日本がどう出ても、日本軍の性奴隷犯罪をはじめとする国際法と人倫道徳に乱暴に違反した特大型の国家犯罪に対する責任から絶対に抜け出すことはできない」と主張した。

前日に発表された談話は1996年4月に発表された国連人権理事会の報告書に言及し、「報告書が発表されてから25年が過ぎたきょうまで、日本政府は日本軍性奴隷問題の解決のため何もしていない」と指摘した。

続いて、「あるとすれば被疑者らが認めてもいない『女性のためのアジア平和国民基金』というものをつくり、民間の名で日本国家の責任を免れるため、卑怯な手を使って自国の教科書から性奴隷犯罪の記録を消してしまうなど、犯罪の事実自体をなくしてしまおうとしたこと」だと指摘した。

国連人権委員会は。1996年4月に当時のクマラスワミ国連人権委員会の女性暴力特別報告官が作成した「戦争中の軍隊性奴隷問題調査報告書」の決議を採択した。調査報告書は日本政府の法的責任の認定と被害者に対する個別補償、公式謝罪を促した。

談話は、「日本政府は過去のすべての反人倫犯罪に対する反省と賠償を最後まで受けようとする被害者らと国際社会の意思をしっかりと知り、手遅れになる前に国際機関の勧告と被害者らの要求に応え、過去の犯罪の歴史をきれいに清算すべきだ」と強調した。
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