ソウル市瑞草区にあるサムスン電子の社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市瑞草区にあるサムスン電子の社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が29日発表した1~3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は9兆3829億ウォン(約9190億円)で前年同期比45.5%増加した。半導体部門が低調だったが、新型コロナウイルスの影響で抑制されていた消費の持ち直しを背景にスマートフォン(スマホ)やテレビ、家電などの完成品がけん引し、全体の営業利益は市場の予想(9兆ウォン未満)を上回った。 売上高は前年同期比18.2%増の65兆3885億ウォンで、1~3月期として過去最高を記録した。四半期ベースで過去最高だった2020年7~9月期(66兆9600億ウォン)に迫る勢いだった。 部門別の営業利益をみると、スマホ事業を担うIT・モバイル(IM)部門が4兆3900億ウォンと最も大きい。 テレビと生活家電を扱う消費者家電(CE)部門は1兆1200億ウォンで、1~3月期の最高記録を更新した。売上高も約13兆ウォンと、1~3月期で過去最高だった。 一方、半導体部門の営業利益は3兆3700億ウォンにとどまった。新たな生産工程への投資が膨らんだほか、米テキサス州にある半導体ファウンドリー(受託生産)工場が寒波の影響で生産を一時停止したことも響いた。
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