韓国の食卓物価負担、OECD加盟国の中で最も高かった(画像提供:wowkorea)
韓国の食卓物価負担、OECD加盟国の中で最も高かった(画像提供:wowkorea)
韓国の食卓物価負担が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高いことが分かった。梅雨、台風など、気象悪化で農産物の生産が急減し、価格が急騰した影響が大きかった。

25日、OECDと統計庁によると、今年第1四半期(1~3月)の韓国の食料品および非酒類飲料の物価(食品物価)は昨年同期比8.2%上昇した。これは先月、消費者物価指数の集計が完了したOECD32か国の中で最も高い上昇率だ。今年第1四半期のOECDの食品物価平均上昇率は1.4%を記録した。韓国に次いでは、チリ(6.5%)、アイスランド(6.4%)、コロンビア(4.8%)の順で物価上昇率が高かった。

今年第1四半期の物価は、ネギ(191.6%)、玉ねぎ(54.9%)、リンゴ(52.0%)、卵(32.1%)など、生鮮食品物価が急騰傾向を見せた。この結果、昨年第3四半期(7~9月)6.4%、第4四半期(10~12月)7.1%に続き、今年第1四半期は8%台まで食品物価が上昇した。

オ・ウンソン統計庁経済動向統計審議官は「農畜水産物物価に作況不振による供給減少、社会的距離確保の強化による『家での食事』の需要増加などが影響した」と説明した。

政府は物価が不安定なため、物価管理を強化することにした。4月の卵輸入量は、当初の2500万個から4000万個に拡大し、供給量を増やすことにした。大型マートやオンラインモールなどで販売する卵の場合、農畜産物割引クーポンで20%(最大1万ウォン(約952円))割引し、消費者の負担を減らすことにした。

イ・オグォン(李億遠)企画財政部第1次官は「6月中に産卵鶏の数が正常に回復するまで、十分な規模の卵輸入を通じて需給不均衡に対応する」とし「農畜産物物価が庶民生活に負担にならないよう、他の主要品目価格の早期安定にも総力を尽くす」と強調した。

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