辞任する丁世均国務総理(画像提供:wowkorea)
辞任する丁世均国務総理(画像提供:wowkorea)
チョン・セギュン(丁世均)国務総理が「社会統合と格差解消を通じて、正義にあふれる新しい大韓民国を完成するために役割を全うする」と述べた。

丁国務総理は16日、政府ソウル庁舎で開かれた離任式で「国民の大きな意志を受け、もっと大きくお返しできるように最後まで努力する」とし「歴史の前で堂々と、国民に恥ずかしくない生活を送る。新たな出発だ」と述べた。丁国務総理は昨年1月14日の就任式から15か月間、国務総理を務めた。

丁国務総理は「キム・デジュン(金大中)大統領に『愛民の政治』を学び、ノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領と共に『人が暮らす世の中』を夢見た」とし「そのように積み重ねてきた経験を土台に、ムン・ジェイン(文在寅)政府の国務総理として、包容と公正の時代精神を具現するため、常々最善を尽くしてきた」と伝えた。

丁国務総理は「まだ進む道はたくさん残っている」とし「これ以上、国民が政治を心配する社会ではなく、政治が国民の生活と未来に責任を負わなければならない」と強調した。

また「振り返ると、15か月は一瞬も安心できない息苦しい時間の連続だった」とし「就任6日目にコロナという国家的災難事態が発生し、これまで全国を回りながら防疫を点検して民生現場を見てきた」と振り返った。

さらに「凄絶な人生の苦痛の中でも忍耐と包容でお互いを支え合ってきた国民の皆さんの姿を見て、静かに涙を飲み込むしかなかった胸の痛む日々だった」と述べた。

続いて「公職者の皆さんと共に民生を見てきながら、国政にすべての心を注ぐことができたのは私にとって大きな甲斐であり、光栄だった」とし「毎晩、皆さんが準備してくれた文書をしっかり読みながら国民と国家のために責任を果たす皆さんの情熱と使命意識を感じることができた」と指摘した。

丁国務総理は「至らない私を助けてくれ、支えてくれた国務委員と公職者の皆さん、本当にありがとう。特に近いところで、昼夜を問わずに私を補佐してくださった国務総理室家族の皆様の献身と苦労は決して忘れることができない」とし「皆さんがいらっしゃって本当に心強かった」と強調した。

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