「有名歌手伝」に“有名歌手1号”としてゲスト出演したIU。(画像:画面キャプチャ)
「有名歌手伝」に“有名歌手1号”としてゲスト出演したIU。(画像:画面キャプチャ)
リブートオーディション番組「シングアゲイン-無名歌手伝」(JTBC)のスピンオフ「有名歌手伝」の第2話が4月9日(金)に放送され、歌手IU(アイユー)が“有名歌手1号”としてゲスト出演した。

IU の最新ニュースまとめ

TOP3(1位イ・スンユン、2位チョン・ホンイル、3位イ・ムジン)メンバーたちはIUとの対面に感激し、大喜びしていたが、それはIUも同じ。毎週月曜放送だった「シングアゲイン」を両親と一緒にリアルタイムで視聴していたというほど、番組の大ファンだと明かし、3人のことをよく知っていたのだ。

自分の推しについては言葉を濁したが、お母さんはイ・ムジン派、お父さんはイ・スンユン派で、対決構図が作られていた2人だったので、両親もどちらが勝つかで戦っていたという。また、イ・ムジンが初登場したとき、“この人が主人公なんだな”と思っていたところに、悪党(?)っぽいのに不思議と惹かれてしまう魅力を持つイ・スンユンが登場し、キャラクターがはっきりとしたドラマを見ているようで、審査員を務めていた作詞家キム・イナにどちらが勝つか聞いたりもしたほど、夢中で見ていたと話し、視聴者の代表であるかのようにやってきた。

そして、TOP3メンバーたちとお互いに気になっていたことを質問し合い、彼らの悩みなどに答える形で、自身の考えや苦い経験などを率直に語っていたのも印象に残った。

突然人気が出たとき、すごく嬉しかったというより怖かったというIU。音楽番組などでも2か月前までは隅っこにいたのが、センターに立つようになり、扱いがガラリと変わったとき、自分は何も変わっていないのに、突然スポットを浴び、どう行動したらいいのか混乱したという。IUは「でも、それは自分が作ったものではなく、運とタイミングが助けてくれただけで、自分が変わって得たものではないと思っている。だから、いつか人気が落ちたとしても、そんなに怖くないと思うようになった。人気はおまけだから」と語った。

全国民が知っている曲を歌う歌手になるとは想像もしていなかったし、望んでもいなかったというIUは、「自分が決めていた通りにいくわけでもなく、自分が有名になりたいときに有名になるわけでもなく、もうこのあたりでいいと思っても、それを止められるわけでもない」とし、デビュー当初、ステージに上がると客席から「誰?」と言う言葉が聞こえてきて、観客も自分も耐えなければいけない、そんな苦い経験もあったという。だからこそ、有名になって、自分の歌を皆が集中して聴いてくれることが嬉しいと。また、女優としても活躍しているIUは、人の評価というのは違うものだから、自分がバランスを保っていないと自分自身がどんな人なのか、ぶれてしまうから、本当の自分というものを客観視しようと努力していると明かした。

このようにかなり深い話をした後は、TOP3たちと透き通る歌声も披露。「シングアゲイン」で話題となった曲を即興で歌ったほか、「Celebrity」のステージを皮切りに、TOP3とMCのキュヒョン(SUPER JUNIOR)、イ・スグンがIUの“人生曲”をアレンジして歌うコーナーも。IUが「Good Day」、「Through The Night(夜の手紙)」、「Knees(膝)」、デビュー曲「Lost Child」、「Love Poem」まで曲ごとにどんなビハインドストーリーがあるのか、また歌うポイントなども解説してからステージが展開されたので、より深い味わいがあり、聴いていたIUもうっとりと聴き入るほどだった。さらに、最後にはIUが新曲「LILAC」をイ・ムジンとデュエットで披露し、まさにテレビで上質なミニライブを見ているようだった。

「シングアゲイン」では参加した無名歌手たちが、自分のことを「私は〇〇歌手だ」と自己紹介するキャッチフレーズが話題となったが、それに倣ってIUは自身を「私は中堅歌手だ」と表現。デビュー14年目になるが、中堅の感じがあまり出ていないので、実は中堅歌手だということを言いたいと言っていたが、たしかに見た目が若々しいので若手かと錯覚してしまうが、“有名歌手1号”にふさわしい華やかさ、そして貫禄を見せていた。

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