福島第一原発汚染水の海洋放出方針に日本各地で反対の声=韓国報道(画像提供:wowkorea)
福島第一原発汚染水の海洋放出方針に日本各地で反対の声=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本政府が東京電力福島第1原子力発電所の汚染水の海洋放出に拍車をかけている中、日本各地から反対の声が出ている。ある漁民は汚染水を原発周辺ではなく、東京湾に放出しろと怒りを爆発させた。

9日毎日新聞によると、宮城県女川町の60代男性漁師は「隣県の漁民として海洋放出に断固反対する」と声を高めた。

福島第1原発事故後、宮城県三陸沖のヒラメやタラなどから放射性物質のセシウムが検出され、韓国へのホヤ輸出が中断されている状態である。

彼は「売れないホヤを廃棄処分したこともある。(放出できるほど)安全なのであれば、船に乗せて東京湾に運び放出すればよい」と激怒した。

宮城県南三陸町でワカメやホヤを養殖する50代男性漁師も「海はつながっているので、風評被害は否定することはできない」とし「汚染水から完全に放射性物質を除去できないため、太平洋に流し続ければ長期的にどのような影響がでるのか不安だ」と指摘した。

これに先立ち、菅義偉首相は7日、汚染水の海洋放出に反対する岸宏全国漁業協同組合連合会会長らと会談し、「汚染水の処分方法については、近いうちに判断する」と明らかにした。

福島第1原発では、2011年の東日本大震災時に発生した爆発事故以降、雨水、地下水などの流入で汚染水が一日160〜170トンずつ増えている。

福島第1原発内の汚染水貯蔵可能量は約137万トンで、現在約91%が満たされた状態である。

これにより、日本政府が漁民らの反対にも関わらず、福島第一原発に保管されている汚染水を海に放流するという方針を押し通すだろうという見通しが出ている。

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