北朝鮮、液体燃料の代わりに固体燃料ミサイルを推進…試験発射が続く可能性=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、液体燃料の代わりに固体燃料ミサイルを推進…試験発射が続く可能性=韓国報道(画像提供:wowkorea)
先月25日、日本海上に向けて「新型戦術誘導弾(KN-23)」を発射した北朝鮮が、液体燃料のスカッドミサイルを固体燃料ミサイルに交換するための改良と試験発射を続けると思われる。

イ・サンミン の最新ニュースまとめ

韓国国防研究院(KIDA)安保戦略研究センター研究委員イ・サンミン氏は1日の記者懇談会で、最近の武力デモを続けている北朝鮮の今後の歩みと関連した質問に対して上のように答えた。

イ委員は、最近、北朝鮮が戦術誘導兵器を複数回発射しているとし、第8回労働党大会で言及したように既存兵器の改良を目指して(開発とテスト発射などが)進められていると見ている。
また、ロシアが液体燃料ではなく、固体燃料のミサイル“イスカンデルM”を開発したのにならい、北朝鮮も固体燃料推進の改良型戦術誘導弾(KN-23)を作っていると説明した。

更に北朝鮮は、最近試験発射したミサイルの射程距離を600kmと主張しているが、既存の液体燃料のスカッドミサイルの代わりにするには射程距離の延長が必要であり、党創建75周年の軍事パレードで披露したKN-23改良型を発射したように、今後も継続して試験発射が行われるだろうと予測している。

イ委員はまた、最近、北朝鮮の核開発の中心地域であるヨンビョン(寧辺)の核施設の建物で活動が確認されたに関して「核燃料再処理のための蒸気ではなく、定期的な管理のために稼働している可能性もある」とし、「北朝鮮が古い原子炉から得ることができるプルトニウムの原子力量とても少なく、(寧辺の核活動を)プルトニウム生産用に限定するのではなく広い視野で見る必要がある」と述べた。

KIDAは急変する国防環境に迅速に対応しようと今年の未来電力研究委員会を新設する。また、今年中に「国防2050研究プログラム」を発足し6つの企画の課題を選定した。

KIDAが提示した6つの企画の課題は、△未来の戦場環境に適合する指揮及び部隊構造△“人口絶壁”時代の兵力構造と兵役制度△戦略主導的電力建設と財源配分△朝鮮半島の軍事力のバランスと、北朝鮮の核抑制戦略の評価△未来の戦場と新軍事技術革新△中長期の安全保障環境変化に対応した国防政策と軍事力建設の方向などである。

チョ・ナムン未来戦略研究委員長は「短期的に必要な朝鮮半島の軍事バランス問題と北朝鮮の核抑制戦略をなぜ長期計画に入れたのか」という質問に対し、「今回の研究は、ミサイルと関連した弾道評価など核を中心とした内容」とし「南北の軍事力評価は現在を基準にしている」と答えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 91