政界によると、李明博政府に身を置いた前・現職の長官と秘書室長、国会議員など50人余りは、前日(29日)、ソウルカンナム(江南)区ノンヒョン(論峴)洞にあるイ元大統領の私邸を訪れた。側近たちは裁判の不当性を指摘し、イ元大統領の健康への懸念を伝えたと、ある参加者が伝えた。
この参加者は、ニュース1との通話で、 「イ元大統領は『最高裁が法的に判断をしたなら今回の裁判は当然、原審を破棄し再度裁判を行うべきだが、政治裁判は標的を決めて行う裁判だ。あまり期待することもなく、静かに収監生活を送っているので、私の心配はしないでください』という思いを伝えた」と述べた。
イ元大統領の側近たちは、前職大統領の裁判を最高裁全員合議体ではなく、小部でしたことに対しても不満を吐露した。
赦免問題と関連しては側近の大半が、最高裁判決が出た直後に赦免を言及するのは適切でない意見を出し、イ元大統領も赦免に対して期待せずに淡々としていると伝えたことが分かった。
特に側近たちは、イ元大統領の健康に対する懸念を吐露したという。1941年生まれのイ元大統領は、韓国年齢で80歳だ。気管支拡張症など健康上の問題があり、冬の収監生活が難しいだろうという憂慮からだ。
親李明博系に分類されるジョ・ヘジン議員はこの日、ラジオのインタビューで、「イ元大統領が今年、韓国年齢として80歳だ。懲役17年であれば、事実上、一生刑務所で暮らせという意味」とし「最後の砦に対する希望まで崩れるような感じがする」と述べた。
チョ議員は「積弊清算という名で強行された政治報復や政治的反対勢力に対する抑圧や去勢、こうしたことを裁判所が司法手続きを通してろ過するよりも、法的に追認した結果になったという点で残念だ」と指摘した。
彼は「事実上無期懲役も同じだ」とし「裁判所で政治的に赦免になったり減免され途中で出てくることを期待して、このような判決を下したのかは分からない。いくつかの面で残念な気持ちと遺憾な気持ちが残る裁判だ」と述べた。
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