WTO事務局長選の最終候補である、韓国産業通商資源省の兪明希 通商交渉本部長とナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相(画像提供:wowkorea)
WTO事務局長選の最終候補である、韓国産業通商資源省の兪明希 通商交渉本部長とナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は今日(8日)、産業通商資源省のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長が世界貿易機構(WTO)事務局長選の最終ラウンドに進出したことについて「多国間貿易体制の発展と自由貿易秩序の拡大のためにも、政府は総力を傾け支援しなければならない」と指示した。

文大統領はこの日 午前の会議で「最も大きい峠が残っている。ここまで来た以上 できる限りの全ての努力を傾けてほしい」」と語ったと、青瓦台(韓国大統領府)の報道官が会見で伝えた。

文大統領はこの日 ユ本部長に電話し、善戦を激励する予定である。現在 ユ本部長は帰国し、自宅隔離中である。

青瓦台の報道官は、韓国政府がこの間 ユ本部長の当選のために最善を尽くしてきたが、これからも総力を傾けると伝えた。WTO次期事務局長は、来月初め頃に最終選出されるとみられる。

この報道官は「ユ本部長が出馬を宣言したのは、去る6月24日だった。その当時は その行く末は不透明だった。ユ本部長はもちろん、政府も情勢が楽観的とも悲観的とも判断せず、最善の努力を注いできた」と伝えた。

この報道官は「(ここまで来れたのは)第1にユ本部長の奮闘があったためである」とし「3次にわたってヨーロッパと米国を訪問し、現地の支持基盤を確保し、唯一の現職大臣級の候補という利点を生かし、疎通し続けてきた」と紹介した。

つづけて「政府も総力を惜しまなかった」とし「WTOに候補を出すことにした背景には、文大統領の決心があった。立候補の話を青瓦台の内部会議で初めて提案し、ユ本部長が出馬を決意したことで、公式出馬後には支援と督励を惜しまなかった」と説明した。

また「文大統領は 35か国に親書を送っただけでなく、ドイツのアンゲラ・メルケル首相やロシアのウラジミール・プーチン大統領など5か国の首脳との電話会談で、ユ本部長への支持を要請した」とし「パク・ビョンソク国会議長やカン・ギョンファ(康京和)外相なども、支援外交に乗り出していた」と語った。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96