果たして「日韓関係」は今後変わるのだろうか。安倍首相の退任に伴い、韓国から大注目の自民党総裁選挙が本日(14日)に開催される。(画像提供:wowkorea)
果たして「日韓関係」は今後変わるのだろうか。安倍首相の退任に伴い、韓国から大注目の自民党総裁選挙が本日(14日)に開催される。(画像提供:wowkorea)
果たして「日韓関係」は今後変わるのだろうか。安倍首相の退任に伴い、韓国から大注目の自民党総裁選挙が本日(14日)に開催される。

 新総裁には安倍内閣で官房長官を務めた菅義偉氏が最有力であるとされ、世論調査などを見ても菅氏が大きくリードを広げる展開だ。

 菅氏が新総裁に選ばれ総理大臣になった場合、今後の日韓関係はどのようになるのか?今回は他の候補とも比較しながら、外交関係だけに絞って自民党総裁選挙を概観していく。

 自民党総裁選挙に立候補しているのは、菅義偉官房長官、石破茂元防衛大臣、岸田文雄政調会長の3人だ。

 菅氏は安倍内閣で長らく官房長官を務め、安倍首相を支え続けた。韓国に対して厳しい姿勢をとり続けており、安倍内閣のスタンスを保ったままの政権運営となるのは確実だと考えられる。

 石破氏は元防衛大臣であり、現在は一国会議員として政権を見守ってきた。石破氏の総裁選特設サイトによれば、拉致問題における日本人拉致被害者の帰国に向けて「東京と平壌に連絡所を開設して拉致問題の解決を目指す」としている。

 岸田氏は現在、自民党の政調会長を務めている。他の候補よりは少し不利とも言われているが、アピールが続く。外交問題については多国間の外交をしていくと言及しており、日韓関係の見直しも期待されている。

 この3者の主張を見ていて気づいた事は、必ず日本においてはアメリカの存在が気に掛かると言うことである。

 石破氏は日米関係を対等にするとしており、「日米地位協定の改定を検討する」とも話している。

 菅氏と岸田氏は日米同盟を基本とし、「核軍縮を含めた諸問題において、日本が存在感を示すことで日本としての立場をアピールする」(岸田氏)、「安倍首相の外交、いわゆる安倍外交を受け継ぐ」(菅氏)と主張している。

 自民党総裁選挙は14日午後から行われ、即日開票される。日本全国の党員票と議員票を合わせた数の過半数を獲得すれば、その候補が総裁となる。万が一最多票数を獲得した候補の票数が過半数に届かなかった場合、上位2候補で決選投票が行われて総裁が選ばれる。

 選挙の大勢は夕方に判明する予定だ。ある意味、これからの日韓関係の運命が今夜には分かる。

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