仁川国際空港に駐機中のアシアナ航空旅客機(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港に駐機中のアシアナ航空旅客機(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国建設大手のHDC現代産業開発は9日、航空大手、アシアナ航空の買収を原点から再検討することを政府系の韓国産業銀行などアシアナ航空の債権団に求めたと発表した。買収の意向に変わりはないとしながらも、買収にネガティブな影響を与える状況について再協議するため、買収契約の終結期限を延長することを求めた。こうした内容の文書を産業銀行に送ったという。

 産業銀行は先ごろ、今月末までにアシアナ航空買収の意思を表明すれば延長が可能だと現代産業開発に伝えており、これに回答したものだと同社は説明している。

 現代産業開発と証券大手の未来アセットが組むコンソーシアム(企業連合)は昨年末、アシアナ航空筆頭株主の錦湖産業とアシアナ航空株の売買契約を結び、今月27日までに取引を終えることを約束していた。状況により取引終結の期限を延ばすことができ、最終的な延長期限は今年12月末となっている。

 現代産業開発は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも買収に向けた努力を尽くしているものの、契約締結時には予想できなかった買収にネガティブな影響を与えるさまざまな状況が発生していると強調した。アシアナ航空の負債の増加などを指摘している。


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