ロッテシネマ(資料写真)=(聯合ニュース)
ロッテシネマ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年の韓国人1人当たりの映画館での年平均映画観賞回数は4.37回で、アイスランド(4.32回)、オーストラリア(3.56回)、米国(3.51回)などを上回り、世界最高水準だ。

 新型コロナウイルスの流行収束後、韓国の観客が以前のように映画館を訪れるかについて調査するため、聯合ニュースがシネマコンプレックス(複合映画館)のロッテシネマに依頼し、4月30日~5月5日にロッテシネマの会員2491人を対象にアンケートを実施した結果、「5月中に映画館で映画を見る意向があるか」との質問に対し93%が「ある」と答えた。

 その理由としては「見たい映画が公開されたから」が52%で最も多く、「社会的距離確保の緩和」が36%だった。

 「映画館で映画を見る意向がない」との回答の理由は「見たい映画がないから」が19%で「新型コロナウイルス感染への懸念」(16%)を上回った。

 今後の映画館での映画観賞の時期については、「新作が公開される日程に合わせる」が65%を占めた。

 新型コロナ流行収束後に映画館の訪問回数が変わると予想するかとの質問に対し40%が「以前と同じぐらいだと思う」と答えた。次いで「公開作品によって変わると思う」が32%、「さらに訪問回数が増えると思う」が18%、「以前より訪問回数が減ると思う」が11%だった。

 ロッテシネマ関係者は「今後の映画館訪問回数が以前と同じぐらいか、公開作品によって変わると予想する回答が多かったのは、新型コロナウイルス感染拡大のリスクよりもコンテンツ(映画)が映画館訪問に大きな影響を与えていることを示唆している」との見方を示した。


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