サムスン電子の脱中国は「Made in China」時代が低迷しているのはもちろん、中国中心のグローバル供給チェーンが崩壊している事実を証明するこの時代の“挿絵”といえる。
サムスン電子は中国・恵州に最後の携帯電話工場を残している。しかし、サムスン電子はこの工場を閉鎖する動きを見せている。
すでにサムスン電子は、天津と深川の携帯電話工場を閉鎖。恵州工場は最後に残ったサムスン電子の携帯電話工場だ。サムスン電子が中国で携帯電話を生産する時代を終えようとしている。
サムスン電子が工場を移転する理由は、中国の人件費が上がり続け、米中貿易戦争により中国産の製品に関税が課せられれば、価格競争力を確保できないためだ。
なお、サムスン電子は工場をインドへ移している。サムスン電子はインド・ニューデリー郊外に世界最大の携帯電話工場を開設した。
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