北朝鮮の労働新聞は8日、金委員長(右)が7日に平壌を訪問したポンペオ氏と会談したと報じた=8日、ソウル(労働新聞=聯合ニュース)
北朝鮮の労働新聞は8日、金委員長(右)が7日に平壌を訪問したポンペオ氏と会談したと報じた=8日、ソウル(労働新聞=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが2回目の朝米(米朝)首脳会談開催に関する報道を積極的に行っており、注目を集めている。 朝鮮中央通信は8日、前日行われた金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とポンペオ米国務長官の会談を伝えながら、「2回目の朝米首脳会談の準備に向けた実務交渉を早期に開催することで合意した」と報じた。 同通信は北朝鮮の対外向けメディアだが、内部向けメディアの朝鮮労働党機関紙・労働新聞、朝鮮中央テレビ、朝鮮中央放送も一斉に関連内容を報じた。 8月初めにトランプ米大統領が金委員長との2回目会談の可能性を示唆して以降、北朝鮮メディアが朝米会談開催に言及したのは初めて。 各メディアは金委員長がポンペオ氏との会談で「予定されている第2回朝米首脳会談を機に、全世界の関心事となっている問題の解決と前回の会談で提示した目標達成において必ず大きな進展があるとの意志と確信を表明した」と伝えた。「予定されている会談」という表現を使いながら積極的に報じることで、再会談実現への意欲を住民たちにも示した形だ。 北朝鮮メディアはまた、金委員長が6月のシンガポールでの朝米首脳会談で採択した共同声明の履行に進展があると評価しながら、声明の履行のために努力を傾けているトランプ大統領に感謝の言葉を伝えてほしいとポンペオ氏に求めたとも報道。論調がトーンダウンしたこともうかがえる。 北朝鮮メディアは6月の朝米会談以降、非核化交渉が行き詰まっている責任を米国に転嫁し、朝鮮戦争の終戦宣言の採択、対北朝鮮制裁の緩和などを求めていた。
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