サムスン電子、iPhone7のAPチップ委託生産が危機… 3兆ウォン売上げが飛ぶ?
サムスン電子、iPhone7のAPチップ委託生産が危機… 3兆ウォン売上げが飛ぶ?
サムスン電子が、Apple(アップル)の新スマートフォン「iPhone7」の”頭脳”役割を担うモバイルチップの委託生産を受けることができなくなる可能性が高まっている。

 アップルが、iPhone7用モバイルチップ生産を台湾の「TSMC」に独占で依頼するとの報道が相次いで流れているのだ。この報道が事実の場合、サムスン電子にとって3兆ウォンの売上げが飛んでしまうことになる。

 16日、同業界によるとアップルがiPhone7に搭載されるモバイルプロセッサー(AP)「A10」の委託生産業者を台湾「TSMC」単独で決定すると明かした。

 アップルは、前作iPhone6用「A9」委託生産は、サムスン電子に60~70%、TSMCに30~40%ほど依頼した。これにより、「A10」委託生産もこの2社に領分されるものと見込まれていた。しかし、この予想が覆され、アップルはTSMC(台湾)に委託生産を単独で担当させるとの見解が出ている。

 米国の経済専門誌は「アップルが、iPhone7に搭載するA10の委託生産を台湾のTSMCが独占でおこなうとの見解が優勢」とし、「サムスン電子がアップルという取引先を失えば、大きな損失になるだろう」と報道。その他のIT専門誌も「アップルが、サムスン電子とTSMCに領分させていたプロセッサー注文を、次回作(iPhone7)ではTSMCに全て任せることになった」と伝えた。

 なお、TSMCに代わってサムスン電子がA10チップを独占生産した場合、3兆ウォン規模のファウンドリ売上高が可能だった。

 これら予測について、サムスン電子側は「記事で述べられた件について、話せることは何もない」とコメントした。

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