左から:堀ちえみ、シム・ウンギョン、マキタスポーツ
左から:堀ちえみ、シム・ウンギョン、マキタスポーツ
韓国で860万人以上を動員、先日開催された沖縄国際映画祭にて【Peace部門】海人賞グランプリを受賞し、早くも “アヤカノ”旋風を巻き起こしている映画「怪しい彼女」。

韓国映画「怪しい彼女」のキャスト、公開日、あらすじ

 この度、7月11日(金)からの公開に先立ち、主演のシム・ウンギョンがプロモーションのために来日。14日TOKYO FMホールにて、ゲストに堀ちえみ、そしてMCとして映画「サニー 永遠の仲間たち」の時からのシム・ウンギョンファンであるマキタスポーツを迎え、トークイベントを実施。公開に先駆けて本作を鑑賞した2人は、主役を演じたシム・ウンギョンの演技力や劇中披露される本人の歌声を大絶賛した。

 さらに、本作の魅力や、70歳のおばあさんが突然20歳に戻り、人気歌手になっていくという映画のストーリーにちなみ、自身の20歳のころの思い出を語った。

-まずは、公開に先駆けて本作をご覧になっていかがでしたか。
堀:笑いあり、涙ありで、最初はもっとコメディっぽいのかなと思ったんですけど、お母さんと息子のエピソードなど胸にぐっとくるシーンがいくつもありまして、涙しながら、観させていただきました。懐かしい感じのする映像と、彼女の美しい歌声が心に染み入ります。全国のたくさんのお母さんに見てもらいたいです。

マキタスポーツ:とにかく、シム・ウンギョンちゃんの演技、そして透明感のある歌声が本当に素晴らしい!日本でぜひリメイクして欲しいぐらい、笑えるし泣けるし、すべてが面白かった。ぜひヒットして欲しい。

-本作の中で、容姿は20歳、心は70歳のおばあさんというオ・ドゥリを演じたシム・ウンギョンさんですが、苦労した点は?
シム:今、韓国の数え歳で20歳なので、70歳のおばあさんというのは経験したことがない未来の年齢。私がおばあさんの感性をうまく演じることができるのだろうかと悩みました。でももう一度シナリオを読みかえすと、家族の意味をもう一度考えさせてくれるとても良い作品だと思いましたし、この映画に参加することができるだけでも意味のあることだと思い、出演を決意しました。

撮影中は、今日は、私はおばあさんなんだと思い込んで演技するようにしました。そしてマルスンおばあさん役のナ・ムニ先生と頻繁にお会いし普段の動きを観察したり、監督も交えて台本のリーディングを何度も行いましたね。でもマネするだけではなく、私なりの感性を加えてオ・ドゥリのキャラクターを作り上げました。

-劇中で披露した歌について、実際にウンギョンさんが歌われているそうですが、透明感が素晴らしい歌声でした。
シム:ありがとうございます!今回、劇中曲すべて歌いました。元々歌うことも大好きで、子供のころに声楽を習っていたこともあり、そのときの発声法役に立ちました!実は当初、製作チームのほうでは、歌は歌手の人が吹き替えて歌ったほうがよいのではという指摘もありました。でも私が歌ったほうが、ご覧になる皆さんの琴線に触れ、感動を伝えられるのではと思ってお願いしました。

堀:(その話を受けて)今回映画を見て、私はアイドル時代に、あんなイキイキとして歌っていたのかしらって思いました(笑)。アイドルの時は忙しくて忙しくて寝る間もなくて何も考えられなかった。私も映画のように幸せに歌えればよかったな。そしたら、自分自身も楽しめたのでは、なんて思いました。

-ウンギョンさんは子役時代から活躍されていますが、大人の役への切り替えはむずかしかったのではないですか。
シム:確かに本当に難しいですよね。どうしても子役時代のイメージがあって、どういう風に成人の俳優になっていくかが一つの峠だと思っていました。実はそういうこともあったので、「サニー 永遠の仲間たち」を撮影したあとに、アメリカに留学したんです。

堀:私も難しくて、それで一回私はアイドルやめちゃったんですけど。アイドル時代、一つ大ヒットした作品があるとそのイメージが付いてしまって、同じような役しかできなくなるんですよね。今思えば私もその部分、すごく大変でしたね。

-映画にちなんで、もし20歳に戻れたら?
マキタスポーツ:毛髪は大事にしろと言いたい。(映画に出てくる、50歳若くなれる)青春写真館に俺も行きたいよ!と思ったよ。

堀:またもどってあの人生を生きるのはいやだわ(笑)。私は今が楽しく過ごせているのでいいです。

 ここで、5月31日に20歳の誕生日を迎えるウンギョンさんのプレ誕生日セレモニーとして、サプライズでバースディケーキが登場!マキタスポーツさんのリードで、観客も一緒になった「ハッピーバースディ」を歌い、クラッカーでお祝いすると、シム・ウンギョンはとても喜んだ様子で、「本当にありがとうございます。なんてこの気持ちを表してよいか、とても感動しています。日本でこんな風に(ケーキを)準備してくださって、(日本語で)ありがとうございます!(とはにかんだ笑顔で)」と語った。

-最後にこれから見る観客へのメッセージ
「怪しい彼女」はご家族やお友達と一緒に楽しめる作品です。肩の力を抜いて気軽に楽しめますので、日本で公開する7月11日、ぜひ、久しぶりにご家族のみなさんと見に行ってはいかがでしょうか。本日は本当にありがとうございました。


Copyrights(C)wowkorea.jp 0