ソ・テジ
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韓国歌手ソ・テジが、7年にわたり著作権訴訟を繰り広げ、ついに勝訴を確定させた。

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 最高裁判所1部は、ソ・テジが韓国音楽著作権協会を相手に起こした著作権使用料請求訴訟で原告一部勝訴で判決した原審を確定させたと29日、明らかにした。

 著作権をめぐるソ・テジと協会の訴訟戦は2002年から続いていた。

 ソ・テジは、協会が自身の曲「カムバックホーム」をパロディ化したアルバムを承認したことに反発。裁判所から信託管理を禁止する仮処分決定を受けた。

 協会側は、仮処分決定の後、著作権使用料を続けて徴収し、2006年ソ・テジへ信託管理契約を解除すると通達していた。

 これに対しソ・テジは、信託管理が禁止されて以降、協会が受け取った著作権使用料に該当する4億6千万ウォン(およそ4100万円)を支給せよ、と2006年に訴訟を起こした。

 一審は、原告敗訴と判決が下ったが、二審は協会が5千万ウォン(およそ450万円)を支払う責任があるとし、判決を一部覆した。

 最高裁判所は昨年7月「ソ・テジが契約解除の意思表明だけで著作権を返したと見ることはできない」とし賠償額を再度計算せよ、との趣旨で原審を破棄し同件をソウル高裁へ戻した。

 破棄差し戻し裁判は、協会がソ・テジへ分配金支給を中断した2003年から計約解除を通達した2006年まで、信託の利益と著作物の使用料を返さなければならない、との判決を下した。

 同判決が確定されたことにより、ソ・テジは協会からおよそ2億6800万ウォン(約2400万円)を支給されることになった。

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