実際に暴行事件があったろう学校
実際に暴行事件があったろう学校
韓国光州のろう学校で繰り広げられた性暴力事件を扱った映画「トガニ(るつぼ)」の実際の加害者が警察に拘束された。

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 光州地方警察庁は29日、女生徒の手足を縛り、性暴行した容疑(強姦致傷と性暴力などの処罰に関する法律違反)で、ろう学校の教職員キム某氏(63)を拘束した。

 キム氏は2005年4月ごろ、学校の事務室で女生徒A(当時18歳)の手足をひもで縛り、性暴行した容疑を受けている。

 これと共に、性暴行の場面を目撃した生徒B(当時17歳)を事務室に連れて行き、割れた飲料水のビンや鈍器で暴行した容疑も受けている。当時B君は、衝撃で飛び降り自殺を図ったこともわかった。

 警察は2006年当時、証拠不十分で不起訴処理したが、映画「トガニ(るつぼ)」のシーンに対する疑惑が浮上し、再捜査に着手した。

 キム氏は、被害者と目撃者の一貫された陳述にも容疑を強く否定したが、警察は嘘発見器の調査を通じて、容疑を立証したと明らかにした。

 また警察は、被害当時に治療を受けた病院の診療内容と看護日誌、トラウマの専門家の精神傷害診断、臨床心理専門家の診断結果を追加で確保した。

 加えて、事件を目撃したB君が、暴行で腕と手の甲に傷を負って、自殺を図り、脊椎骨折で病院の治療を受けた事実を確認したという。

 警察はろう学校の関係者を捜査して、1名を拘束し7名に対して機関通報、7名は不起訴処分とした。

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