記者懇談会に出席したポン・テギュ(右)とアン・ソクファン=8日、ソウル(聯合ニュース)
記者懇談会に出席したポン・テギュ(右)とアン・ソクファン=8日、ソウル(聯合ニュース)
韓国俳優のポン・テギュが来月2日からソウル・大学路で上演される演劇『笑の大学』で、初の演劇舞台に挑戦する。
 
ポン・テギュは8日、ソウル市内で開かれた記者懇談会で、「ずっとカメラの前で演じてきたため、客席を見て頭の中が真っ白になった。欲を出すまい、舞台を台無しにできないという思いで努力している」と感想を述べた。
 
日本の三谷幸喜脚本の『笑の大学』は、第2世界大戦を背景に観客を笑わせる喜劇をすべてなくそうとする冷静な検閲官と、笑いを必死に守ろうとする作家が繰り広げるハプニングを描いた作品。
 
ポン・テギュは作家を演じる。脚本を見てコメディーの状況設定が完ぺきだと考え、また、非常におもしろく感じたという。「ぜひ舞台をしたいと考えていたところ、完ぺきな作品に出会い、ほかの選択はなかった」
 
検閲官役は2年ぶりに舞台に復帰するアン・ソクファンが務める。昨年この公演を見て、1人の俳優、そして観客としてスタンディングオベーションを送った。出演オファーは非常にうれしく、おいのようなポン・テギュとの共演にも期待が大きいと語った。
 
演劇の大衆化プロジェクト『演劇熱戦2』を通じ、昨年初めて国内に紹介された『笑の大学』は、3万人の観客を動員し、『演劇熱戦』の作品賞を受賞するなど大成功を収めた。
 
『演劇熱戦2』を総括する俳優のチョ・ジェヒョンは、『笑の大学』は愉快ながらも何かを残すという珍しい作品で、引き続き紹介していくと話した。キャスティングに関しては、アン・ソクファンは初演から検閲官の第1候補だったと言い、舞台初挑戦のポン・テギュについてはせりふのトーンが非常に明確で舞台にふさわしいという確信があった、と説明した。
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