人気ベーカリーショップ社長、カルト宗教「JMS」2世信者だと告白… 「チョン・ミョンソク総裁の”新婦”だった可能性も」(画像提供:wowkorea)
人気ベーカリーショップ社長、カルト宗教「JMS」2世信者だと告白… 「チョン・ミョンソク総裁の”新婦”だった可能性も」(画像提供:wowkorea)
韓国の人気ベーカリーショップ女性社長が、Netflixドキュメンタリー番組「すべては神のために: 裏切られた信仰」で世間に衝撃を与えたカルト宗教「キリスト教福音宣教会(通称JMS)」の2世信者だと明かし、 「被害者になるところだった」と告白した。

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 ソウル市内でベーカリーショップを経営しているソン・ソンレさん(30)は去る10日、SNSを通して「正直に話すと、私はこの映像(すべては神のために: 裏切られた信仰)に出てくる『JMS』で生まれた”2世”」とし、「それは、消すことも変えることもできない過去」と言及。

 ソンさんは「2人(両親)はカルト教団の中で結婚した」とし、「私の両親は世の中をより温かい場所にしたいという教祖の言葉を信じて、月に30万ウォン(約3万円)をもらって私と兄を育て、誰よりも善良に生きていた」と話した。

 その一方で「ただし、善良なのと真実を見る目を持っているかどうかは、別問題」と説明した。

 ソンさんは、カルト宗教を信じていた幼少時代について「私は生まれてから17歳までカルト教団の中で学んだ真理を真実だと信じて生きていた」とし、「不幸中の幸いで、米国で育ったため教祖に会うこともなく、深く関与したことはない。そして、どんどん距離ができていき、自分で考えて独立した」と明かした。

 その上で「そこで生まれた2世信者たちは、性的暴行の被害を受けても洗脳と罪の意識の中で生きていく」とし、「2世信者たちは”祝福を受けた人”として、”世間の人”との交流はもちろん、メディアからも断絶され、異性とは決して接してはならない」と説明。

 またソンさんは、「自身も、チョン・ミョンソク総裁の”被害者”になるところだった」とも明かした。「JMS」のチョン総裁は女性信者への性的暴行などの容疑で2008年、懲役10年の刑が言い渡され、2018年に満期出所した後、再び女性信者へのわいせつ行為、性暴行などの容疑で昨年10月、再び拘束された。

 ソンさんは「私も『教祖(チョン・ミョンソク総裁)の”新婦”になりなさい』という言葉を牧師から聞かされた」とし、「幸い、そのとき『だめだ』と止めてくれた父親に本当に感謝している」と明かした。

 今回の告白については「私と『サニーブレッド(ベーカリーショップ)』を好きでいてくれる方々が今後、私の過去について知り、誤解しないことを願い話すことにした」とし、「私の人生の旅程を共にしてくれる方々に事実を明かし、そして勇気を出してドキュメンタリー番組に出演してくれた方々に私の声を少しでも届けたくて、この文章を書いた」とつづった。

 一方、Netflixドキュメンタリー番組「すべては神のために: 裏切られた信仰」の放送によって、「JMS」チョン・ミョンソク総裁が女性信者らに対するすさまじい性的暴行を行っていたことが暴露され、韓国社会に大きな衝撃を与えている。

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