韓国貿易協会・国際貿易通商研究院のホン・ジサン研究委員が、8日ソウルのトレードセンターで開催された「第4回貿易産業フォーラム」で発表している様子(画像提供:wowkorea)
韓国貿易協会・国際貿易通商研究院のホン・ジサン研究委員が、8日ソウルのトレードセンターで開催された「第4回貿易産業フォーラム」で発表している様子(画像提供:wowkorea)
韓国で「来年、ウクライナ戦争と新型コロナウイルス感染症が終息すれば、韓国の貿易収支は285ドル(約3兆8944億円)の黒字を記録するだろう」という展望が公開された。

韓国貿易協会・国際貿易通商研究院のホン・ジサン研究委員は、8日ソウルのトレードセンターで韓国貿易協会が開催した「第4回貿易産業フォーラム」で先のように展望した。

ホン研究委員は「ウクライナ戦争など対外変数が解消される楽観的なシナリオにおいて、輸出はことしと同様の勢いを維持し輸入は10%減少することで、貿易収支が285億ドルの黒字に転換するだろう」と分析した。

ただ「ウクライナ戦争が拡大し、新型コロナの変異株が再拡散するという悲観的なシナリオにおいては、世界経済は1%未満成長し世界の交易は2%前後に減少するだろう」と仮定した。

フォーラムに参加した業種別の関係者たちは「来年は多様な分野で輸出が苦戦するだろう」と推測した。

韓国貿易協会のチョン・マンギ副会長は「『来年は輸出と輸入のすべてが減少する』という展望が優勢だ」とし「悲観的あるいは楽観的な環境すべてに徹底して対応してこそ、よい成果を創出することができる」と警戒した。

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