ハンビッ4号機、明日再稼働決定…安全性評価通過＝韓国

韓国の原発ハンビッ4号機が安全性評価を通過し、原子炉の再稼働手順を踏む。

　8日、韓国原子力安全技術院は同日開かれた第168回原子力安全委員会会議で、「ハンビッ4号機に対する構造健全性評価の結果、現在まで行った検査項目のすべての結果が許容値以内で健全性が維持されていると判断した」と報告した。

　これによりハンビッ4号機は今後、臨界許容手続きを経て再稼動に入る。

　9日は再稼働可否を確定する臨界前会議で、韓国水力原子力と原子力安全技術院、関連事業者などが参加する。原子力安全委員会は検査項目が要求する技術水準を全て満たし、構造健全性評価結果と安全点検結果などが適切だと判断した。

　ハンビッ4号機は2017年、格納建物の定期検査中にコンクリート空隙140か所と外壁鉄筋露出23か所などが発見され、その後原発の安全を確認する過程が長くなり再稼働が延期されていた。