韓国代表と別れるベント監督「この4年間幸せだったが、代表チームの支援をさらに強化すべき」(画像提供:wowkorea)
韓国代表と別れるベント監督「この4年間幸せだったが、代表チームの支援をさらに強化すべき」(画像提供:wowkorea)
奇跡のようなワールドカップ(W杯)ベスト16入りをけん引した後、代表チームから離れるサッカー韓国代表のパウロ・ベント監督が、代表チームの支援部分がさらに強化されなければならないという考えを率直に伝えた。

パウロ・ベント の最新ニュースまとめ

 ベント監督は去る7日、仁川空港での帰国インタビューで「最適のコンディションで試合ができるよう支援することが重要だ」と本音を打ち明けた。

 このような発言は自身がW杯直前にしていた苦言とも相まっている。ベント監督は先月、アイスランドとの親善試合を控えて、キム・ジンスの負傷を言及しながら「負傷したのは驚くことではない」とし、「Kリーグ終盤まで多くの試合を消化したためだ」と指摘した。

 さらに「韓国サッカーは選手たちの休息は必要なく、お金、スポンサーがもっと重要なのではないかと思う」とし「韓国では代表チームが重要ではないと見ているようだ」と直撃弾を飛ばしたことがある。

 その当時に比べて表現はかなり純化したが、ベント監督の考えはそれほど変わっていないようすだった。彼は「うまくいった部分は継続し、うまくいかなかった部分は修正しなければならない」とし「選手たちの支援をさらに強化する部分がありそうだ。サッカーは良い結果を出すために準備と支援が重要だ」と強調した。

 今回のW杯を最後に韓国代表チームの監督から退くことになったベント監督は「韓国が個人的な人生で常に残っているようだ」と打ち明けた。

 2002年日韓W杯グループリーグ韓国戦がポルトガル代表として最後の試合だったベント監督は「2002年と2022年はわたしのサッカー人生の違う瞬間だった」と語った。

 彼は「2002年には選手として参加したが、ポルトガル代表チームがいい結果を出せず、代表チームでおこなった最後の試合だった」とし「2022年はさらに長い過程であり、全体的にうまくいった。私たちのスタイル通りに試合をしたし、結果を出して満足している」と述べた。

 韓国サッカーが今大会で成功できた秘訣を尋ねると、ベント監督は「信頼」と答えた。韓国でなじみがない自分のサッカースタイルを選手たちが信じてくれたことが重要だったと強調した。

 ベント監督は「人生はもちろん、サッカーでも信頼を持つことが重要だ」とし「韓国サッカーで多くなかったスタイルだったにもかかわらず、選手たちが信頼を持ってついてきてくれたし、ワンチームとして難しい瞬間を乗り越えることができた」と語った。

 今回のW杯を最後に韓国サッカーと別れるベント監督は「すべてのことには始まりと終わりがある。決定は9月に下され、選手たちと必要な人々にあらかじめ話した」とし「残念だが、選手たちはわたしの記憶の中に永遠が残るだろう」と本音を伝えた。

 それとともに「韓国で過ごした4年余りの時間は、互いに尊重しながら情熱を持って共にした光栄な時間だった」とし「これまで選手たちが見せてくれた姿に満足しており、選手たちに感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。


韓国代表チームの帰国の様子
韓国代表チームの帰国の様子




Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 2