三池崇史監督×チョン・へイン「コネクト」、「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」記者会見レポート到着(画像提供:wowkorea)
三池崇史監督×チョン・へイン「コネクト」、「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」記者会見レポート到着(画像提供:wowkorea)
11月30日、12月1日、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」。劇場公開作品に加えて、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信を予定している APAC(アジア太平洋地域)向けのオリジナル作品など、50 を超えるタイトルが発表された。

韓国ドラマ「コネクト」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

 イベント2日目となる 12月1日には、ディズニープラス スターで12月7日より配信開始となった日韓合作プロジェクトドラマ「コネクト」の記者会見が開かれ、三池崇史監督、主演を務めるチョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・ヘジュンの4人が登壇、ドラマの魅力をPRした。

 三池監督は「自分の作品が世界に配信されるというのは、初めての経験。さらにディズニープラスという自分とは最も遠いと思っていた世界で(笑)助監督になりたての頃にタイムスリップできたら、『お前は大丈夫だ。そのまま自分を信じてやればいい。ディズニープラスで配信してもらえる作品をとることになるよ』と教えてあげたいです」と感慨深げにあいさつ。

 「スノードロップ」につづき、これが2作目のディズニープラス配信作品への参加となったチョン・ヘインは「多くの人に作品を見ていただけるというのは本当に幸せなことです。本当に僕は運がいいと思います」と謙遜し、ディズニープラス初参戦のコ・ギョンピョは「僕はいい時代に生まれたな、と思いました」とウィットに富んだ発言で、さっそく笑いを誘った。

 本作は、自己治癒力を持つ新人類“コネクト”のハ・ドンスが、自分と“目”でつながる連続殺人鬼を追うクライム SF スリラー。テーマについて問われた三池監督は「本作は、表面的にはハラハラドキドキするスリラーものですが、主人公の“人とは違う”というコンプレックスや個性のようなものから来る孤独との戦い、主人公が自分の能力を生かして前向きに生きていく姿を見せる人間ドラマという側面もあります。自分としてはそういう人間ドラマに重点を置いて撮ったつもりです」と説明した。

 もともと韓国作品のファンだという三池監督。初めて韓国俳優とタッグを組んだ感想を聞かれると「今回の作品は、“日本の俳優と何が違うのか”を確かめる場でもありました。撮影をする中で、韓国の俳優は、生きていくエネルギーの強さや、役者にとって大事なパッションを持っていると感じました」と評価した。

 一方、チョン・ヘインは「僕は、監督と現場で“コネクト”できていたのではないかと思います。作品の中では、ジンソプ(コ・ギョンピョ)と繋がっていましたが、現場では監督とシンパシーを感じていました。同じものを望み、同じ方向に向かっていると感じる場面が多くありました」と、作品の題名を用いてコメント。MCに「今後も三池監督と作品を作る気持ちはあるのか」と聞かれると、「声がかかれば、いつでも準備はできています!」とアピールした。すると、横で三池監督がにやり。それに気づいたチョン・ヘインは「撮影が終わって、コネクトが途切れた可能性もあります」と付け加えて、笑いを誘った。

 役作りについて質問があがると、チョン・ヘインは「初めてドンスという役に接した時、孤独を感じました。自分の能力を自覚し、能力に向かい合い、その力を正しいところに使うべく行動する。そういう部分を大切にしながら役作りをしました。ドンスの姿にダークヒーローだと感じる場面もあるかもしれませんが、僕自身は、ドンスがヒーローだと思ったことはありません。ただ“ヒーローになりたい”という希望を持っているキャラクターだと感じました」と自身が演じたドンスを分析。

 今回、サイコパスの殺人鬼を演じることとなったコ・ギョンピョは「これまで演じてきたキャラクターとは随分違う役なので、表現の仕方を変えました。見る方々も新鮮味を感じるのではないかと思います」と期待感を煽った。監督はそんなコ・ギョンピョ流サイコパスについて「普通サイコパスというと冷徹な感じ、脂肪がなく痩せた姿を想像すると思いますが、彼の選択は、“ちょっとプクッとしたサイコパス”でした。そのため、毎朝、僕がギョンピョさんの首元を触って、『どれだけプクプクかな』と確認するところから1日が始まりました」と笑いを交えて説明。“俳優コ・ギョンピョ”については「普段はとてもチャーミングですが、カメラが回ればすぐにその役に没入するという、非常に愛すべき、尊敬すべき俳優でした」と評価した。それを聞いたコ・ギョンピョは、苦笑いしながらペコリとお辞儀。「ダイエットに失敗したお詫びとともにお話ししますが」と前置きをし、「監督はとても思いやりと情熱にあふれた方でした。かわいがっていただいて感謝していますし、恩返しのためにも役にはまろうと頑張りました」と語った。

 本作で“コネクト”の秘密を知るミステリアスな人物イランを演じるキム・ヘジュンは、「アクションやCG撮影など初めて尽くしの作品でした。アクションシーンについて苦戦していると三池監督が実際に見本を見せてくださいました。監督と同じようにやりたいのに、自分の体がついていかず、監督の動きの半分もできなかったのは残念でした」と撮影の苦労を吐露した。

 本作の見どころの一つが、リアリティのあるCGだ。これが初めてのSF作品だというチョン・ヘインは、「CG撮影が本当に多くて大変でした。マーベルヒーローたちはすごい人だなと改めて感じましたね」とコメント。チョン・ヘインの撮影現場を見守っていたというキム・へジュンは「CGの場面を撮影しているヘインさんのことをよくからかっていたのですが、いざ自分がやってみると、本当に難しくて。『ああ、こういう気持ちで演技をしていたんだ』と申し訳ない気持ちになりました」と反省の弁。チョン・ヘインが「僕が真剣にCG撮影をしていると、モニターの裏側からクスッと誰かの笑う声がよく聞こえたんです」と言うと、慌てて「私じゃありません!」と否定する一幕もあった。

 チョン・ヘインとコ・ギョンピョはこれが 2 作目の共演。チョン・ヘインがコ・ギョンピョを推薦して再共演がかなったということで、その理由を聞かれると、「推薦したと言うと大げさですが、前回、短い共演シーンの中でもいいエネルギーを受けることができたので、もっと長く一緒に演技をしたいと思ったんです。思った以上にいい影響を与え合うことができたと思います」とチョン・ヘイン。ラブコールを受けた側のコ・ギョンピョも「僕もまた共演したいと思っていました。今回の作品でも『やっぱり息が合うな、相性が合うな』と感じました」と笑顔。2人で顔を見合わせ、サムズアップをする姿に、役柄上は対立関係でありながら、現場ではしっかりとブロマンスを育んでいたのが伝わってきた。

「コネクト」
ディズニープラス スターにて全 6 話一挙独占配信中
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コネクト|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
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