北朝鮮による砲射撃(朝鮮中央テレビの画像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮による砲射撃(朝鮮中央テレビの画像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮が同日午後3時ごろ、南東部の江原道金剛郡付近と南西部の黄海南道長山串付近からそれぞれ東西の海上に130発余りの砲弾射撃を実施したと発表した。着弾地点は2018年9月の南北軍事合意によって設定された海上の緩衝区域で、韓国軍は南北軍事合意違反だとして数回にわたり即時中止を求める警告通信を行った。 合同参謀本部は「海上緩衝区域内への砲撃は明白な南北合意違反」とし、韓米間の緊密な連携のもと、関連動向を追跡・監視するとともに、万一の状況に備えて対応体制を強化していると説明した。 北朝鮮による砲撃は約1カ月ぶり。先月3日に金剛郡付近から東の海上に約80発の砲弾射撃を実施した。同日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」1発と短距離弾道ミサイル5発も発射している。これらは韓米の大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」への反発とみられていた。 北朝鮮の挑発行為は先月18日にICBM「火星17」を発射して以来、17日ぶり。北朝鮮は同ミサイルの発射に成功したと発表した。 今回の砲撃は韓国軍と在韓米軍が韓国北部の鉄原で実施する多連装ロケットシステム(MLRS)などの発射訓練への反発とみられる。同訓練はこの日から6日まで行われ、MLRSの発射訓練は韓米が合同で行う。韓国軍は訓練を計画通りに進めるとしている。 また、韓米日が2日に同時に実施した北朝鮮への追加制裁への反発との見方もある。
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