韓国の格安航空会社(LCC)”エアプサン”の航空機(画像提供:wowkorea)
韓国の格安航空会社(LCC)”エアプサン”の航空機(画像提供:wowkorea)
「ビジネスクラスさえ空席がないのには驚きました。やっとの思いで購入した航空券で、久しぶりに日本旅行に行ってきます」

自営業者30代のチョン氏は11日の午前、韓国プサン(釜山)のキムヘ(金海)空港から東京行きの飛行機に乗り「パック旅行ではなく個人旅行がしたくてこの日を指折り待っていましたが、とっても胸が高鳴ります」と語った。

ノービザの日本観光が再開されたこの日の午前、金海航空は日本旅行をする旅行客たちでごった返していた。東京をはじめとして大阪・福岡など日本の主要都市に向かう人たちの足どりは軽かった。

日本に向かう30代のパク氏は「以前は日本の地方も旅行をするなど、毎年5回ほど日本を訪れていたが、新型コロナウイルス感染症事態により行くことができなくなり残念だった」とし「地理的に近いながらも、目新しい楽しそうな通りや食べ物が多いことが日本の魅力だ」と語った。

実際、日本旅行への需要が高まったことでこの日、日本行きの航空便はほとんど「満席」を記録した。新型コロナ事態以前の金海空港において日本路線は、国際線全体の中で最も高い搭乗率を記録する核心路線であった。

格安航空会社(LCC)”エアプサン”の関係者は「これまでは日本の厳しい防疫政策により、個人の自由旅行が難しかった」とし「ノービザの入国が再開したことで、日本旅行への欲求を解消するため多くの旅行客が日本に行くものと分析される」と語った。

ただ、東南アジアなど他の国とは異なり「新型コロナワクチン3次接種の証明書や72時間以内のPCR検査陰性証明書を提出しなければならないという不便さがある」という意見もあった。

主要航空社たちは急増する需要に合わせ、釜山と日本を行き来する航空便を増便する計画である。

航空業界の関係者は「週3回運航する航空便を毎日の運航に増やしたり、一日の往復便数を増便するなど、多くの航空便が日本路線に集中するものとみられる」とし「これまで新型コロナ事態により困難に直面していた航空社たちが、当分の間は日本路線に全力投球するものとみられる」と語った。

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