韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相は、韓国経済を脅かしている複合危機の裏面的原因を「経済・社会全般の構造的問題」とみなし、これに対処することにした。特に「過度な規制と肥大した公共部門に対する革新に、積極的に乗り出す」と明らかにした。

チュ副首相は4日、国会で開かれた企画財政委員会の国政調査業務報告で「複合危機の裏側には、これまで数年間累積され成長潜在力を削いできたわが経済・社会全般の構造的問題も根を張っている」とし「過度な規制と肥大した公共部門により民間の成長・雇用の創出力が悪化し、時代に合わない労働・教育システムなどに加え、本格化した人口減少により、わが経済の潜在成長率が急速に下落している」と語った。

つづけて「規制と公共部門に対する強力な革新を推進していく」と明らかにした。チュ副首相は「企業の経営活動を委縮させる経済刑罰を合理的に改善するなど、経済活力の引き上げのための制度と形態を持続的に変えていく」とし「税制支援の拡大・研究開発(R&D)投資システムの革新などにより、先端産業の育成および国家戦略技術を確保し、民間中心のダイナミックなベンチャー生態系を構築していく」と語った。

また「産業・人口・気候などメガトレンドの変化に対応し、わが経済・社会の体質を改善していくため、労働・教育など分野別の構造改革および未来対備課題も、社会的合意を集めながら持続的に推進していく」と強調した。

公共部門については「公共機関の革新方案づくりと管理体系の改編により、放漫経営の要素を減らしていき、国民に品質の高いサービスを提供し、効率的で生産的な公共機関へと生み変えていく」とし「公益目的の国有財産を積極的に開発する一方、遊休・低活用の国有財産は民間に供給し民間主導の経済好循環を支えていく」と説明した。

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