ピョンヤン(平壌)のテドンガン(大同江)沿いに咲いた桜を背景に子供たちをスマートフォンで撮影する北朝鮮の市民(画像提供:wowkorea)
ピョンヤン(平壌)のテドンガン(大同江)沿いに咲いた桜を背景に子供たちをスマートフォンで撮影する北朝鮮の市民(画像提供:wowkorea)
北朝鮮では携帯電話を使用しているのは総人口の19%のみで、高位幹部と外交官が独占していることが13日明らかになった。

米国中央情報局(CIA)が発表した「CIAワールドファクトブック」によると、2021年時点での北朝鮮国内の移動通信の使用者数は北朝鮮の総人口の約19%にしか満たない。北朝鮮の人口が約2595万人であることを考慮すると、約490万人が携帯電話を使用していることになる。

北朝鮮の携帯電話使用者の大半は、高位幹部や外交官と推定されている。北朝鮮当局の検閲が厳しい上、携帯電話を保有するための費用が高額なためだ。北朝鮮の「通信サービス指数」はアフガニスタンやトルクメニスタンとともに世界最下位圏に属している。

中国の国境地域に住む北朝鮮住民の一部は、中国の携帯電話機器とSIMカードを入手し、中国の基地局を活用して携帯電話を利用しているものと予想されている。中国の通信キャリアを利用して携帯電話を使用すると、北朝鮮当局が運営する携帯電話サービスを利用するより費用面で安く、摘発されると高額な罰金を科されたり、懲役刑に処される可能性もある。

CIAは「北朝鮮は自らの理念を追求するために国際社会で孤立する道を選んだため、通信部門により強力な制裁を加えざるを得ない」と説明している。
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