韓国のウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相(画像提供:wowkorea)
韓国のウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相(画像提供:wowkorea)
韓国のウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は12日「“半地下”(物件)を無くせば、その方々はどこに行くのか」として、半地下に対する速度調節が必要だという旨を伝えた。

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ウォン国土交通相はこの日、自身のフェイスブックを通じて「半地下も、人が住むところだ」と伝えた。

ウォン国土交通相は「長い距離の移動が困難な高齢者・患者などの方々が、実際多く住んでいる」とし「この方々が現在の生活を維持するため、このように安い部屋を探すのは容易ではない」と指摘した。

つづけて「私も30余年間ソウルに住む中、半地下の色々な所も転々としたので、半地下に住むことはどのようなものなのかをよく知っている」とし「貧民街を無くしたために、多くの方々が半地下に引っ越すしかなかった過去を繰り返すことはできない」と伝えた。

また「今最も重要なのは、半地下に住んでいる方々の安全を保障し、住居環境を改善できる現実的な対策だ」とし「すぐさま必要な改補修支援はするが、持ち家なのか借家なのかなどケースがそれぞれ異なるため、オーナーをはじめとした民間が政府とともに動くことのできる実効的な方案が立てられるべきだ」と強調した。

さらに「根本的には、住居移転を希望する方々が負担可能な多様なかたちの住宅が市場に多く出ることのできる政策が講じられなければならない」とし「全ての政策は、居住民たちのいるそのままの生活を尊重することから出発する」と公言した。

今回の豪雨により、半地下住民の死亡事故やひどい被害が発生したことから、去る10日にオ・セフン(呉世勲)ソウル市長は「半地下は、住居の脆弱(ぜいじゃく)層を脅かす後進的住居形態だ」とし「半地下を無くす」と宣言した。

このことからウォン国土交通相の今回の発言は、ソウル市の半地下退出とは多少「ズレ」があり、一部では「速度調節」を提起したものだという見方が出ている。

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