「“チップ4”が現実化しても、中国が韓国の半導体企業を直接規制する可能性は低い」という展望が伝えられた(画像提供:wowkorea)
「“チップ4”が現実化しても、中国が韓国の半導体企業を直接規制する可能性は低い」という展望が伝えられた(画像提供:wowkorea)
韓国のKB証券は「米国が主導する半導体供給網協議体“チップ4”が現実化しても、中国が韓国の半導体企業を直接規制する可能性は低い」と展望した。

KB証券は11日「中国は先端産業育成のため、海外依存度の高い半導体の輸入比率拡大が必須な状態であることから、最もリードした半導体技術競争力を確保した韓国の半導体企業への規制は、すなわち中国産業の成長低下へとつながる可能性が高い」として、先のように展望した。

KB証券は「中国は、米国と直接競争する可能性の低いNANDとディスプレイ(OLED)産業の育成に当分の間集中するだろう」とし「中国のNAND・OLED1位企業であるYMTCとBOEを積極的に支援するだろう」と見通した。

つづけて「特に半導体・ディスプレイ産業は、世界的顧客への供給経歴がレファレンス(参考・参照)として活用されることから、YMTC・BOEなどは占有率拡大のためAppleやサムスン電子などへのNAND・OLEDの新規供給と供給量拡大が現実的に必要な状況だ」と分析した。

KB証券は「このようなことからチップ4が現実となったとしても、米国と韓国企業に対する中国の直接的な規制と制裁が行なわれる可能性は低い」と推測した。

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