韓国初の国産新型コロナワクチン「SKYCovione」(画像提供:wowkorea)
韓国初の国産新型コロナワクチン「SKYCovione」(画像提供:wowkorea)
「大韓民国1号の新型コロナウイルス感染症ワクチン”SKYCovione”の量産が開始された。国家出荷検証を終え、早ければ今月末に初めて出荷されるものとみている」

10日、韓国SKグループのワクチン開発企業“SKバイオサイエンス”のイ・サンギュンLハウス工場長は、このように説明した。

イ工場長は「現在、正常勤務基準で一日に6万バイアル(60万人分)のワクチンを生産することができる。要請数量により調節が可能で、現在としては受給に問題がないものと予想している」と語った。

「SKYCovione」は、合成抗原方式の新型コロナワクチンである。新型コロナウイルスから遺伝子を抽出した後、AとBという構成物をそれぞれ培養器で培養し、これを混合させたものが原液となる。これをグローバル製薬企業”グラクソ・スミスクライン”が開発した免疫増強剤と混ぜ、体の中に注入する。

SKYCovioneは臨床フェーズ3で、これまでの新型コロナワクチンよりも免疫原性および安全性の側面で優位性が立証された。これを通じて国内の食品医薬品処の品目許可を獲得し、最近では英国医薬品規制当局(MHRA)と欧州医薬品庁(EMA)に条件付き許可を申請した。

イ工場長は「新型コロナ事態以降、新型コロナワクチンの生産に焦点を合わせてきたことから、現在はインフルエンザワクチンの生産はしていない。新型コロナ事態の状況により変動があるだろうが、現時点では新型コロナワクチンの生産に支障はないものとみている」と語った。

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