チョン・セヒョン元統一部長官「北朝鮮、韓米合同演習後に事を起こすだろう」警告(画像提供:wowkorea)
チョン・セヒョン元統一部長官「北朝鮮、韓米合同演習後に事を起こすだろう」警告(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セヒョン元統一部(部は省に相当)長官がユン・ソギョル(尹錫悦)政府の対北朝鮮政策について「無条件に力による平和、力による安保という強硬論理で対北朝鮮政策を推し進めれば、今秋何が起こるか分からない」と警告した。さらに、今月計画された米韓合同軍事演習に合わせて挑発に出る可能性もあるとも述べた。

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 チョン元長官は1日、TBSラジオ「キム・オジュンのニュース工場」に出演し「米国よりは尹錫悦政府がしきりに米国を煽って刺激し、北朝鮮を攻撃したり威嚇する方向に出るようにしていると北朝鮮は見ているようだ」と述べた。チョン元長官はキム・デジュン(金大中)ノ・ムヒョン(盧武鉉)政府当時、統一部長官を務めた人物だ。

 チョン元長官は北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が先月27日、「全勝節」記念行事当時、尹政府に対して強力な警告メッセージを送ったことについて、「(尹錫悦大統領が)候補時代から先制打撃の話をした」とし、「就任してからは力による平和、力による安保を掲げた。これまで吐き出した言葉が爆弾になって戻ってくる」と指摘した。

 チョン元長官は8月22日~9月1日に予定された米韓合同軍事演習が終わった後、北朝鮮が相応の措置を敢行すると見通した。チョン元長官は「私たちが緊張せざるを得ないことをするだろう。今回の訓練が北朝鮮をどの程度刺激するかによって反応は変わるだろう」と説明した。

 また、チョン元長官は北朝鮮が「ICBM」(大陸間弾道ミサイル)などの武力挑発に出る可能性もあると見通した。チョン元長官は、「(ICBMが)実際に大気圏進入に成功する姿を見せれば、米国の態度は変わるだろう。これは核実験よりも恐ろしいことだ」と付け加えた。

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