倫理委員会の李亮喜(イ・ヤンヒ)委員長は懲戒処分について「国民の力の李俊錫党代表以下の党員は倫理規則4条1項に従い、党員として礼儀を守り職責にふさわしく行動しなければならず、党の名誉を失墜させたり国民の情緒とかけ離れた言動をしたりしてはならないということに依拠した」と説明した。李氏が側近の金哲根(キム・チョルグン)党代表政務室長を通じて性接待疑惑に絡む証拠の隠滅を図ったという疑いを、倫理委員会が事実上認めたといえる。
ただ、李委員長は「懲戒の審議対象でない性接待疑惑については判断しない」と述べた。
倫理委員会は金哲根氏に対し、李俊錫氏より重い2年間の党員権停止を決めた。
李俊錫氏は性接待受け取り、証拠隠滅の教唆ともに否定してきた。今後世論に訴えるなどの方法で反撃を試みる可能性もあるが、懲戒処分の決定自体がリーダーシップとモラルに致命的なダメージとなる。
同氏の去就も含め、執行部の体制を巡る党内の権力闘争が本格化するとの見方もある。
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