すでに2万人に迫る、尋常でない拡散傾向…韓国政府、「4次接種」拡大を促す(画像提供:wowkorea)
すでに2万人に迫る、尋常でない拡散傾向…韓国政府、「4次接種」拡大を促す(画像提供:wowkorea)
韓国の防疫当局が「新型コロナウイルス感染症の増加傾向が明らか」と言及するなど、拡散傾向が尋常でない雰囲気だ。 夏場の再流行が予想されている中で、防疫当局はワクチン「4次接種」対象拡大の可能性を再び示唆した。 韓国政府は医療システムの対応には問題がないという見方だ。

6日、中央防疫対策本部によると、この日午前0時基準で新規新型コロナウイルス感染症の感染者は1万9371人と集計された。 これは今年5月25日(2万3945人)以来42日ぶりに最大となった。特に今週からは毎週感染者が先週対比2倍ずつ増えるいわゆる「ダブルリング」現象が起きている。 この日も1週間(先月29日)の1万455人より8916人、1.85倍多い数値を記録した。

当分の間、増加傾向を抑制するのは難しいという意見で一致している状況だ。 先週の感染再生産指数は1.05だった。 感染再生産指数が1以上であれば流行拡散を意味するが、14週間ぶりに初めて1を超えたことになる。

これには△免疫力弱化△BA.5のようなオミクロン細部変異株の拡散△夏場の移動量増加などが複合的に関連している。

この日、当局は現在60歳以上と基礎疾患患者、介護施設などの入所・従事者などの、接種範囲が制限された4次接種対象拡大に言及した。 先立って前日にも当局は免疫力の低下を増加傾向の最も大きな理由に挙げた。

中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長はこの日「現在、疾病管理庁で予防接種を高齢層や基礎疾患患者全般に拡大する方案を検討しており、方案が講じられれば発表する」と明らかにした。

ただし、オミクロン変異株の拡散と夏場の移動などは以前のような「ソーシャルディスタンス」を発動しななければ抑制しにくい状況だ。 しかし、当局はそれほど緊急な状況ではないと判断している。

その代わり、政府は医療システムの効率化に重点を置いている。 この日、政府は△分娩・透析・小児などの特殊治療対応体系の構築△産婦、小児感染者の病床割り当て手続きの削除△救急センターの一般病床に感染者の収容△救急医療対応体系の点検、民・官合同TFの運営などを発表した。 さらに、全国の集中治療病床の稼働率も6.6%(97床)と安定している。

イファ(梨花)女子大学モクドン(木洞)病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「現在の増加傾向は私たちだけでなく世界的な現象」とし「一方、入院率、死亡率は低い状況だ。 過度に心配する必要はない」と述べた。

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